新世代の鍼灸師に訊く 最終回(後編)鍼灸院は「未病を予防する」ことから「病気を改善する」ことまで守備範囲が広く、身近な健康アドバイザーとしてもっと活用したい医療施設の一つです。
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更年期から起こりやすいトラブルの予防法・解決法「耳鳴り」
鋤柄誉啓先生(お灸堂)

お灸堂 院長 鋤柄誉啓(すきから・たかあき)先生 1985年、愛知県生まれ。高校の進路選択の際、進学情報誌で偶然見つけた鍼灸学部に興味を持ち、明治国際医療大学に入学。一般的な鍼灸のトレーニングが苦手で、在学中から接触鍼や熱くない灸を学ぶ勉強会に所属する。卒業後は鍼灸院、鍼灸接骨院の勤務を経て独立。2010年から往診専門鍼灸師として活動した後、13年に灸専門の治療院を開設する。
体の変化を感じやすい3つの方法で手腕・肩まわりの緊張を緩めて症状を改善
「セルフケアも手腕、肩まわりの緊張をとることで耳鳴りの症状を軽減することを目的に行います」と鋤柄先生。この3つの方法は自分自身で体の変化を感じやすいため、実施前に体の状態を確認しておきましょう。そして、真剣にやりすぎないことも大切なポイント。「力みを抜いて笑顔で取り組むほうが続けやすく、より高い効果が得られます」。
〔合谷のツボ押し〕
手腕の緊張を緩める

(1)親指と人差し指の骨が交差するあたりから手首までの間を、ミカンの食べ頃を触って確かめるときと同じくらいの圧で優しく押して一番硬くなっているところを探す。

(2)硬くなっている部分を親指の腹で数秒間押す。ツボ押し後に硬くなっていた部分が軟らかくなっているかどうかを触ったり、顎の筋肉が緩んでいるかどうかを口の開閉をしたりして確認。合谷の硬さがとれない場合はもう一度、ツボ押しをする。

ツボ押しの代わりにソフト灸を据えてもよい。
〔肩回し運動〕
肩まわりの緊張を緩める

(1)両手を肩に置き、その手が肩から離れないように意識しながら、肩を軸に肩甲骨を回すイメージで大きな円を描くようにゆっくり回す。

(2)肩を上げているときに息を吸い、肩を下ろすときに息を吐く。何回か肩を回したら、同じ要領で逆回しも行う。
〔腕振り運動〕
血行を改善し、肩まわりの緊張も緩める

足を肩幅に開き、リラックスした状態で立つ。目線を上げて姿勢を起こした状態で、腕を交互に大きく振る。口を半開きにすると自然に呼吸がついてくる。1分程度、自分が心地よいと思うまで腕を振り続け、ゆったりと動きを止める。
診療案内
京都市下京区堺町21 ジムキノウエダビルディング304号室
TEL:075(203)7601
完全予約制
診療時間/9時~21時
休診日/月曜・木曜・祝日
診療費/初回カウンセリング料(30分)2000円
お灸/治療(70分)8000円
お灸/美容(90分)1万1000円
お灸/特別(120分)1万8000円
https://okyudo.com/・
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