新世代の鍼灸師に訊く 第22回(後編)鍼灸院は「未病を予防する」ことから「病気を改善する」ことまで守備範囲が広く、身近な健康アドバイザーとしてもっと活用したい医療施設の一つです。
前回の記事はこちら>>
更年期から起こりやすいトラブルの予防法・解決法「コロナ(ワクチン)後遺症」
岩島信吾先生(岩島鍼灸院)

岩島鍼灸院 院長 岩島信吾(いわしま・しんご)先生 1978年、東京都生まれ。母の難病をきっかけに東洋医学の可能性に希望を見出す。大学卒業後、日本鍼灸理療専門学校に入学。鍼灸師の資格取得後は、臨床経験を積みながら多くの文献を参考に治療法を模索。「長野式治療」に深く共鳴し、正規講師として10年間、後進を育成。現在は「三焦会」を立ち上げ、経験と理論を融合させた独自の診療に取り組む。
喉まわりの体操で血行と免疫力を高めて感染症や慢性上咽頭炎を予防する
「コロナを含め感染症の罹患をきっかけに発症することが多い慢性上咽頭炎は万病の元。喉のまわりをよく動かす“あいうべ体操”は血液循環がよくなり、免疫機能もアップするので、風邪からの回復だけでなく予防にも役立ちます。湯船に浸かりながら行うなど日課にしましょう」と岩島先生。また、体質改善には毎日手軽に飲める薬膳茶がおすすめです。
あいうべ体操 血行をよくして免疫力をアップ
この4つの動作を1セットとし、1日100回を目安に毎日続ける。
1.「あー」と口を大きく開ける。

2.「いー」と口を大きく横に広げる。

3.「うー」と唇を前に突き出し、口をすぼめる。

4.「べー」と舌を出し、あごのほうに伸ばす。
薬膳茶 体のバランスを整えて体質改善

薬膳茶を毎日500ml程度飲むことで、体のバランスを元に戻して体質改善を図る。体質や体調に合わせたオーダーメイド茶やオリジナル薬膳茶は通信販売で購入可。
薬膳茶サイト[六然薬茶]
https://rikuzenyakucha.com/東洋医学による主な体質
気虚…気が不足してエネルギーが足りない状態
血虚…血が不足して栄養素が行き渡らない状態
瘀血…血の巡りが滞り栄養素が全身に巡らない状態
痰湿…水分代謝がうまくいかず、余分な水分がたまっている状態
気滞…気の巡りが悪く停滞している状態
診療案内
千葉県松戸市松戸新田268-5
TEL:047(317)5380 完全予約制
予約電話受け付け 8時45分~9時15分
LINEでの予約可(詳細は鍼灸院HPへ)
診療時間/9時30分~18時30分(月曜・水曜・金曜21時まで、祝日15時まで)
休診日/第5火曜
診療費/初診料 2200円、オーダーメイド治療(40~60分)8000円 ほか
https://www.iwashima.land/・
連載「新世代の鍼灸師に訊く」の記事一覧はこちら>>>