夏場の胃腸の不調におすすめしたい、旬の枝豆を使った一品〔久保奈穂実さんのおいしい漢方レシピ〕

【連載】久保奈穂実の「おいしい漢方レシピ」　古くから癒しや回復の薬としても親しまれてきた、スープやドリンク。薬膳的効能から選んだ食材で作る一杯で、毎日の生活に養生の知恵を取り入れてみませんか。国際中医薬膳管理師・漢方アドバイザーの久保奈穂実さんが、忙しくても、疲れていても、身近な食材でササっとできる、簡単でおいしくてヘルシーな漢方レシピをお届けします。毎週火曜日更新。久保奈穂実さんの記事一覧はこちら→

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〔7月の薬膳・漢方レシピ〕
旬の枝豆で胃腸を優しくケア

夏のおつまみの定番、枝豆。アルコールの分解を助ける効果があるので、理にかなったおつまみです。ほかにも胃腸を健康にする、気血を補う、余分な水分を排出する、腎を補うなどの効果があります。ジメジメした暑さで胃腸の不調や疲れ、重だるさなどが出やすいこの時期に旬を迎えます。

枝豆のすり流し

枝豆のすり流し

暑さで胃腸が弱って食欲が湧かないときは「枝豆のすり流し」を。

ポタージュに見えますが、味付けは白だしのみ。牛乳や生クリームを使っていないので、胃腸の負担になりません。枝豆そのもののおいしさを堪能しつつ、エネルギーをしっかり補って胃腸が元気に！

●材料と作り方

1）枝豆を5分塩ゆでして、粗熱が取れたらさやから豆を出し、水を張ったボウルに入れる。

2）豆、水、白だしをミキサーにかける。

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久保奈穂実（くぼ・なおみ）

久保奈穂実（くぼ・なおみ）

国際中医薬膳管理師。漢方アドバイザー。ハードな生活で身体のバランスを崩した際に漢方薬に助けられた自身の経験から興味を持ち、中医学と薬膳を学ぶ。現在、成城漢方たまりで年間約2000人の漢方相談・薬膳講師を行っている。著書に『1日ひとつ、疲れが消える　おいしい漢方365』『おいしい漢方365 いたわりスープとごほうびドリンク』（ともに世界文化社刊）。SNSで発信するやさしい養生知識や、簡単薬膳レシピも大好評。X：@naominkubo ／Instagram：＠naomin_yakuzen