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認知症検査の最前線を走る専門家は頭と体を同時に使う「デュアルタスク」を習慣に

2026.03.09

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〔特集〕正しく知れば怖くない 認知症の「新常識」 50代を迎え人生の折り返し地点を通過。親も高齢になり、「認知症」が身近な問題として徐々に存在感を増してきました。今、私たちが取り組むべきは、認知症を正しく理解し、恐れず、効果的な予防法に努め、適切な医療を求めること。まずは、ありがちな誤解や思い込みを改め、正しい知識を“新たな常識”として身につけることから始めましょう。

特集「正しく知れば怖くない 認知症の「新常識」」の記事一覧はこちら>>>

【予防する】
専門医に学ぶ「私の認知症予防法」

認知症の研究・診療に日々携わり、多くの患者さんと接している先生方は、ご自身の認知症予防に何を心がけておられるのでしょうか。本企画にご登場いただいた4人の方々が、専門医ならではの説得力のある、そして少し意外な予防法を教えてくださいました。


散歩しながら俳句をひねる。
趣味のギター演奏を満喫。

[お話を伺った方]
名古屋大学糖鎖生命コア研究所 特任教授
中村昭範(なかむら・あきのり)先生
国立長寿医療研究センターで認知症の早期診断や病態把握に役立つバイオマーカーの開発に従事。2025年より現職。
認知症のうちアルツハイマー病は脳の病変が始まっても発症するまでに20~30年かかるため、発症を遅らせることができれば、認知症になる前に寿命を迎える「逃げ切り作戦」が可能です。それには認知症の発症リスクを遠ざける複数の予防法を組み合わせるのがよいでしょう。

私が意識して取り組んでいるのは「体を動かすこと」、「頭を使うこと」、「人と交流すること」の3つです。たとえば散歩しながら俳句をひねるといったデュアルタスクは体と頭を同時に使えるのでより効果的です。また、趣味でギターをよく弾きますが、指を細かく動かしたり暗譜したりするのは脳を活性化します。頭をよく使うと脳の「予備能」が高まり、これが高い人ほど認知症の発症までに時間稼ぎができることが知られています。

脳活3か条

・デュアルタスクで体と頭を同時に働かせる
頭をよく使う趣味を楽しんで脳の予備能を高める
・億劫がらず人とコミュニケーションをとる


(次回に続く。この特集の記事一覧はこちらから>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2026年03月号

家庭画報 2026年03月号

撮影/本誌・大見謝星斗、樋口諒平 取材・文/渡辺千鶴

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