〔特集〕正しく知れば怖くない 認知症の「新常識」 50代を迎え人生の折り返し地点を通過。親も高齢になり、「認知症」が身近な問題として徐々に存在感を増してきました。今、私たちが取り組むべきは、認知症を正しく理解し、恐れず、効果的な予防法に努め、適切な医療を求めること。まずは、ありがちな誤解や思い込みを改め、正しい知識を“新たな常識”として身につけることから始めましょう。
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【予防する】
専門医に学ぶ「私の認知症予防法」
認知症の研究・診療に日々携わり、多くの患者さんと接している先生方は、ご自身の認知症予防に何を心がけておられるのでしょうか。本企画にご登場いただいた4人の方々が、専門医ならではの説得力のある、そして少し意外な予防法を教えてくださいました。
プロに料理を教わり、家族のために作る。
ポーカーで勝負の一喜一憂を楽しむ。
[お話を伺った方]
たろうクリニック 院長
内田直樹(うちだ・なおき)先生
1978年生まれ。2003年琉球大学医学部医学科卒業。福岡大学病院外来医長などを経て2015年より現職。在宅医療を中心に認知症の診療と生活支援を行う。著著に『脳にいいスマホ』『早合点認知症』(ともにサンマーク出版)ほか。

最近二つのことを新しく始めました。一つは、コロナ禍をきっかけに挑戦した料理。シェフ主催のオンライン料理教室で習い、今では家でも週の半分は私が料理を担当しています。得意料理は鶏のクリーム煮。でき上がりを思い浮かべ、段取りを考えながら頭も手も動かす作業自体と、何よりも家族から感謝される“やりがい”が脳の働きを活性化させます。
もう一つがカードゲームのポーカー。相手の持ちカードを推測したり、表情を読み取る心理戦など高度な戦略的思考が求められます。そこに運が絡み、狙っていたカードを引き当てたときの何ともいえない高揚感。新たな楽しみに出合い、感謝され、喜び、悔しがる──。感情が動くことは脳に確実に刺激を与えます。
脳活3か条
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感謝される趣味でやりがいと目的を持つ
・ワクワク、ドキドキ。
感情が動く経験 を
・自分の
「好き」と
「楽しい」を大事に
(次回に続く。
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