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「感情が動く体験が脳に刺激を与える」。認知症の専門家が自ら行う予防法を伝授

2026.03.05

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〔特集〕正しく知れば怖くない 認知症の「新常識」 50代を迎え人生の折り返し地点を通過。親も高齢になり、「認知症」が身近な問題として徐々に存在感を増してきました。今、私たちが取り組むべきは、認知症を正しく理解し、恐れず、効果的な予防法に努め、適切な医療を求めること。まずは、ありがちな誤解や思い込みを改め、正しい知識を“新たな常識”として身につけることから始めましょう。

特集「正しく知れば怖くない 認知症の「新常識」」の記事一覧はこちら>>>

【予防する】
専門医に学ぶ「私の認知症予防法」

認知症の研究・診療に日々携わり、多くの患者さんと接している先生方は、ご自身の認知症予防に何を心がけておられるのでしょうか。本企画にご登場いただいた4人の方々が、専門医ならではの説得力のある、そして少し意外な予防法を教えてくださいました。


プロに料理を教わり、家族のために作る。
ポーカーで勝負の一喜一憂を楽しむ。

[お話を伺った方]
たろうクリニック 院長
内田直樹(うちだ・なおき)先生
1978年生まれ。2003年琉球大学医学部医学科卒業。福岡大学病院外来医長などを経て2015年より現職。在宅医療を中心に認知症の診療と生活支援を行う。著著に『脳にいいスマホ』『早合点認知症』(ともにサンマーク出版)ほか。
最近二つのことを新しく始めました。一つは、コロナ禍をきっかけに挑戦した料理。シェフ主催のオンライン料理教室で習い、今では家でも週の半分は私が料理を担当しています。得意料理は鶏のクリーム煮。でき上がりを思い浮かべ、段取りを考えながら頭も手も動かす作業自体と、何よりも家族から感謝される“やりがい”が脳の働きを活性化させます。

もう一つがカードゲームのポーカー。相手の持ちカードを推測したり、表情を読み取る心理戦など高度な戦略的思考が求められます。そこに運が絡み、狙っていたカードを引き当てたときの何ともいえない高揚感。新たな楽しみに出合い、感謝され、喜び、悔しがる──。感情が動くことは脳に確実に刺激を与えます。

脳活3か条

感謝される趣味でやりがいと目的を持つ
・ワクワク、ドキドキ。感情が動く経験 を
・自分の「好き」「楽しい」を大事に


(次回に続く。この特集の記事一覧はこちらから>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2026年03月号

家庭画報 2026年03月号

撮影/本誌・大見謝星斗、樋口諒平 取材・文/渡辺千鶴

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