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視力や聴力の衰えが認知症のリスクに。眼科と歯科の定期健診を欠かさず難聴にも注意

2026.02.27

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〔特集〕正しく知れば怖くない 認知症の「新常識」 50代を迎え人生の折り返し地点を通過。親も高齢になり、「認知症」が身近な問題として徐々に存在感を増してきました。今、私たちが取り組むべきは、認知症を正しく理解し、恐れず、効果的な予防法に努め、適切な医療を求めること。まずは、ありがちな誤解や思い込みを改め、正しい知識を“新たな常識”として身につけることから始めましょう。

特集「正しく知れば怖くない 認知症の「新常識」」の記事一覧はこちら>>>

【予防する】
科学的根拠のある予防法とは?
50代から取り組む生活習慣と体のケア

「“目・耳・口”のメンテナンス」

“認知症予防”の謳い文句が世の中に溢れています。でも私たちが知りたいのは、効果が科学的に証明されている、現役世代にとって“本当に役立つ予防法”。認知症専門医・内田直樹先生のお話をもとにご紹介します。

[お話を伺った方]
たろうクリニック 院長
内田直樹(うちだ・なおき)先生

1978年生まれ。2003年琉球大学医学部医学科卒業。福岡大学病院外来医長などを経て2015年より現職。在宅医療を中心に認知症の診療と生活支援を行う。著著に『脳にいいスマホ』『早合点認知症』(ともにサンマーク出版)ほか。

修正可能な認知症のリスク因子には難聴と視力障害が入っています。特に難聴の割合は7パーセントと高く、程度が重いほど認知症を発症しやすいとの研究結果もあり、耳からの情報量が減り、会話が億劫になって社会的孤立を招くことが影響すると考えられています。「心配なのは若い人に騒音性難聴が増えていること。イヤホンやヘッドホンで音楽を聴くときは音量を小さめにする、長時間聴き続けないなどの注意が必要です」(内田先生)

米ボルチモア老化縦断研究に参加した639名(36 ~90 歳)を対象とする平均11.9 年間の追跡調査の結果、太線のように重度の難聴ほど認知症の発症リスクが高いことがわかった。
Frank R. Lin, et al. Hearing Loss and Incident Dementia. Arch Neurol.2011 February ; 68( 2): 214-220.をもとに作成

徐々に視野が欠けていく緑内障は40歳を過ぎると増えてきます。歯周病と認知症の関係も明らか。「症状がなくても、眼科と歯科に定期検診で通うことは認知症予防の面からも大事です」。

P.g. 菌(代表的な歯周病菌)を投与し歯周病を発症させたマウスは非投与のマウスに比べて、記憶を司る海馬のアミロイドβの沈着面積が増加し認知機能障害が悪化した。
Naoyuki Ishida N et al. Periodontitis induced by bacterial infection exacerbates features of Alzheimer’s disease in transgenicmice. NPJ Aging Mech Dis 6 : 3 : 15, 2017.をもとに作成

(次回に続く。この特集の記事一覧はこちらから>>

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『家庭画報』2026年03月号

家庭画報 2026年03月号

撮影/本誌・大見謝星斗、樋口諒平 取材・文/浅原須美

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