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頭痛に解熱鎮痛剤はNG?つらい痛みを止める方法と、今すぐ受診すべき頭痛の見分け方も

2026.01.20

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疲れ、冷え、不眠…etc。「なんとなく不調」の改善法(14) 女性に多い「なんとなく不調」。病気ではないものの体調がすぐれず、痛みや不快感を抱えている状態を指します。前回から引き続き、テーマは頭痛。つらい痛みをやわらげるセルフケアや薬の選び方について、医師の石原新菜先生に教えていただきます。連載一覧はこちら>>
お話を伺った方
石原新菜先生

いしはら・にいな 医師、イシハラクリニック副院長。幼少期をスイスで過ごし、帰国後は伊豆の緑豊かな環境に育つ。帝京大学医学部卒業後、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在は父、石原結實のクリニックで治療にあたる。漢方医学、自然療法、食事療法に詳しく、わかりやすい医学解説と親しみやすい人柄から講演や各種メディアでも活躍中。


すぐになんとかしたい頭痛には漢方薬がおすすめ

前回の記事では、ホルモンバランスの乱れ、冷えや運動不足による血流悪化、水の飲みすぎなどで体内に余分な水が余る「水毒」など、さまざまな原因から頭痛が引き起こされることがわかりました。

頭痛を根本から改善するには生活習慣の見直しが大切ですが、それと並行して、「今ある痛みには薬で対処してかまわない」と石原新菜先生はいいます。



「ただし、解熱鎮痛剤は避けたほうがよいというのが私の考えです。前回お話ししたように、頭痛には冷えが大きく関わっています。寒さや運動不足による血行不良や、体内で水が余ることによる冷えなど、頭痛の主な原因は冷え。解熱鎮痛剤は名前の通り、熱を冷ます作用があるため、痛みは取れるものの体が冷えすぎてしまうデメリットがあります。頭痛には漢方薬がおすすめです」

今まさに体に水が溜まっている人に向いているのが「五苓散(ごれいさん)」。余分な水の排出を促すことで頭痛を軽減する漢方薬です。むくみや二日酔いにも効きます。

片頭痛や慢性頭痛に効くのは「呉茱萸湯(ごしゅゆとう)」。日頃から手足の冷えや胃腸の不調があり、漢方で体質改善をしたい人に向いています。

「薬を選ぶ際は薬剤師や、東洋医学に詳しい医師に相談してみてください」(石原先生)


鎮痛作用がある生姜を手軽に取る方法

もう1つ、体を温め頭痛を緩和する方法として石原先生がおすすめするのが「生姜紅茶」です。

血行促進して体を温めるほか、鎮痛作用も期待できる生姜を取り入れて。

血行を促進して体を温めるほか、鎮痛作用も期待できる生姜を取り入れて。

「薬膳にもよく使われる生姜には、血流をよくして体を温め、痛みや炎症を抑える働きがあります。加熱すると効果がさらに高まるため、熱いお茶やお湯に入れて食べるのがおすすめ。カップ1杯の紅茶にティースプーン1杯程度のすりおろし生姜を入れ、甘みがほしいときは黒糖を加えます。これを1日3回以上飲むと体が冷えにくくなり、鎮痛効果も期待できます。生姜には殺菌作用もあるので、風邪予防にもなりますよ」(石原先生)

白湯などに入れてもよいそうですが、緑茶やコーヒーなどカフェインの量が多い飲み物は冷えの原因となるため、避けましょう。

こんな痛みは我慢せずに病院へ

一方で、頭痛のなかには、様子見をせずにすぐ受診すべきものもあるといいます。

「頭が割れるような痛みやハンマーで殴られたような頭痛は、くも膜下出血の典型的な症状です。こうした激しい痛みにいきなり襲われた場合は一刻を争うので、すぐに病院へ行ってください。また、まっすぐ歩いているつもりなのにフラフラしてしまって歩けないときは、脳梗塞や脳腫瘍の可能性があるので、すぐに受診を。慢性的に頭痛があり、特に朝に症状が強くなって吐き気を伴うような場合も脳腫瘍の疑いがあるので、すぐに病院で検査を受けてください」(石原先生)

頭痛は多くの女性が経験する比較的よくある不調ですが、なかには命にかかわる怖い頭痛もあります。いつもと違うと感じたときは自己判断せずに、医師の診察を受けるようにしましょう。

*次回は、不眠についてお伝えします。

写真/PIXTA

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