健康のための最強のパートナー 生涯の「かかりつけ医」を持つ 「人生百年時代を健やかに」と強く願う私たちが持つべきは、“かかりつけ医”。健康に関するあらゆる相談に応じ、適宜、質の高い専門医療にもつないでくれる身近で頼もしい人生の伴走者であり、知識も経験もある最強のパートナーです。かかりつけ医としての志を高く持つ4人のドクターを紹介します。
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“かかりつけ医”とは何ですか?
「健康に関する気軽な相談相手。身近で頼りになる伴走者です」
心身の健康に関する心配ごとを家族の問題も含めて何でも気軽に相談でき、必要に応じて専門医療機関につないでくれる身近で頼りになる相談相手―これが“かかりつけ医”です。両者の関係は、患者が「この先生に私のかかりつけ医になっていただこう」と決めて、頼り、医師がそれに応える中で深まっていきます。こうしたつきあいを通して人生の伴走者としての信頼関係が築かれていくといえます。
温かな雰囲気で患者を迎える受付。代々木上原駅に程近い矢澤クリニック渋谷。
具体的に何をしてくれますか?「小さな不安も解消。必要に応じて専門医療機関につなぎます」
日々の暮らしの中では「なんとなく調子が悪い」「うまく言葉で説明できない」「何科に行けばいいかわからない」など受診をためらうような不調もたびたび生じます。そんな相談にも丁寧に耳を傾けて必要な診療を行い、不安を解消してくれるのがかかりつけ医の役目。より専門的な診療が必要と判断した場合は、適切な専門医療機関につないでくれるので、重大な病気を見逃すリスクが減り、大きな安心感をもたらします。
かかりつけ医を持つとどんなメリットがありますか? 「心身のさまざまな不調も、家族の健康も相談できる心強さ」
かかりつけ医は、健康状態だけでなく生活環境や家庭の状況も把握し、家族の健康相談にも乗る“家庭医”としての役割を担っています。特に女性の50代はホルモン変調による心身の不調に加え、夫の生活習慣病や親の介護など家族の健康問題にも直面し始める時期。忙しさに紛れて見過ごしがちな自身の不調も、おろそかにできない家族の健康問題も、1か所で相談できるかかりつけ医を持つには、絶好のタイミングだといえます。
麻布台ヒルズ内の麻布台クリニック。
かかりつけ医を選ぶポイントは? 「通いやすさ、診療科目、人柄、人脈の広さも大事な要素です」
通いやすい場所や診療時間であること以外に、自分や家族の抱える症状や病気に応じた診療科目を設けているかどうかも選ぶポイントになります。医師としての力量はもちろんのこと、人脈が広く提携先の専門医療機関が充実していることも重要。ホームページなどでかかりつけ医の機能や医師としての志を発信している場合はその内容も参考に。通い続ける中で人柄に触れ、「この先生なら信頼できる」と実感できれば間違いないでしょう。
かかりつけ医とよい関係を築くコツは? 「相手を信頼し、誠実であること。困ったときはまず相談を」
困ったら、どんな小さなことでもまず相談する、そして信頼を重ねていく―。いうまでもなく医師と患者も人と人の関係です。相手を信頼し、時間と約束を守り、誠実な受け答えを心がけるといった基本的な人づきあいの積み重ねが、関係を深めていきます。健康になりたい患者と病気を治したい医師―お互いが同じ方向を目指していると実感できたとき、かかりつけ医と患者の間に確かな信頼関係が築かれたといえるでしょう。
(次回に続く。)
家庭画報2025年12月号別冊付録より。