
最初に登壇したのは免疫に関する著書があり、現在『家庭画報ドットコム』で「『なんとなく不調』の改善法」を連載しているイシハラクリニック副院長の石原新菜先生。酢酸菌が持つ免疫効果について解説しました。
石原先生が免疫対策の鍵として掲げたキーワードは「TLR(トル様受容体)」。人の免疫を発動させるスイッチのようなもので、ウイルスや細菌などの異物を感知した際に、必要に応じて免疫を活性化させる働きがあります。
「免疫を高めるために発酵食品を摂る人は多くいますが、実は納豆(納豆菌)やヨーグルト(乳酸菌)などの発酵食品が押せるスイッチは1種類だけ。ところが酢酸菌は、従来のスイッチに加えて、ほかの発酵菌が押せないスイッチを押すことができます。TLRを鍵穴、菌を鍵とするならば、酢酸菌は免疫のマスターキーといえる存在なのです」(石原先生)
近年の研究で、酢酸菌が感染症や花粉症の代表的な症状や、疲労、倦怠感などを軽減するエビデンスが確認され、その健康効果は国内外で注目されているといいます。
セミナー後半には、ウェルネスプロデューサーでNPO法人日本ホリスティックビューティー協会代表理事の岸 紅子さんが登場。体と心を見つめるきっかけになった自身の闘病と家族のアレルギー発症についてや、菌とともに生きる豊かさについて語りました。
岸さんは、新しいものに出会ったら「誰がどこで作っているかを知って、生産地を訪れるなどして“体験”することが文化を紡ぐアクションになります」と呼びかけ、人やモノ、環境とのつながりが大切だと伝えました。
続くトークセッションでは、にごり酢を販売する庄分酢(福岡県)、とば屋酢店(福井県)、タマノイ酢(大阪府)の3社が登壇。各社がにごり酢を販売するに至った背景と、にごり酢の魅力を語り合いました。
お酢離れが進む時代に、かつては不要なものとして捨てられていた酢酸菌が、食酢の新たな需要を生み出すと期待されています。登壇者たちはお互いの取り組みに興味や共感を示しながら、にごり酢のおいしさや今後の展望などについて話しました。
セミナーの最後には、登壇者全員による鏡開きも。
「酢酸菌を文化へ」と書かれた酒樽に木槌が振り下ろされると、会場は拍手に包まれました。
今後、「いいにごり酢の日」を起点に、全国の蔵元や飲食店で試飲や試食イベントが開催される予定です。
11月20日からは、東京都、愛知県、大阪府の全10カ所の銭湯で、湯上りドリンクとして「にごり酢ドリンク」を期間限定で提供。
また、11月25日には、全国の蔵元やコンブチャメーカーが一堂に会する初のイベント「にごり酢まつり」が開催されます。にごり酢や酢酸菌ドリンクの試飲・試食をはじめ、作り手との交流や商品購入もできるもので、これだけ多くの生産者が一堂に集うのは極めて珍しいとのこと。酢酸菌とにごり酢の魅力を余すことなく体感できる催しになりそうです。
冬の感染症、春先の花粉症と、体調管理が必須の季節が続きます。今から酢酸菌を取り入れて、ぜひ元気で快適な毎日を!
■銭湯での「にごり酢ドリンク」提供
日時:2025年11月20日(木)より順次展開(期間限定)
場所:全国10カ所の銭湯
・えごた湯/たからゆ(東京都中野区)
・練馬湯遊邸 松の湯(東京都練馬区)
・久が原湯(東京都大田区)
・梅の湯(東京都荒川区)
・薬師湯(東京都墨田区)
・妙法湯(東京都豊島区)
・ぽかぽか温泉 新守山乃湯/八千代湯(愛知県名古屋市)
・ユートピア白玉温泉(大阪府大阪市)
■第1回「にごり酢まつり」
日時:2025年11月25日(火)13:30~17:00
場所:BONUS TRACK内
世田谷代田 仁慈保幼園(東京都世田谷区代田2-32-16)
発酵デパートメント(東京都世田谷区代田2-36-15)
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酢酸菌ライフ
https://sakusankin-life.jp