
前回の記事でかすみ目の原因として挙げられたのは、目まわりの血行不良。老眼が進んでいる最中は特にピントが合いづらく、目が疲れやすいこともわかりました。そのほか、手元作業でまばたきの回数が少なくなると目が乾いて違和感が出たり、ピント機能も合いづらくなったりすることも。
「疲れ目対策としては、まずはこまめに休憩をとり、目をほぐしたり温めたりしてみてください。そのうえで、体の中から対策をすることも大切。抗酸化作用のある食品をとると効果的です」と、石原新菜先生。
1.緑黄色野菜
にんじん、ほうれん草、かぼちゃなどの緑黄色野菜はβ-カロテンを多く含みます。β-カロテンは体内に入ると、目や皮膚の粘膜を健康に保つビタミンAに変換されます。
2.果物
果物のなかでも特にビタミンCを多く含む柑橘類やいちごは、強い抗酸化作用が期待できます。ポリフェノールの一種であるアントシアニンを含むブルーベリーもおすすめです。
3.ナッツ
アーモンドやヘーゼルナッツに含まれるビタミンEやオレイン酸、くるみに含まれるオメガ3脂肪酸といった栄養素が、抗酸化力を発揮します。オメガ3脂肪酸には涙の油分を増やし、蒸発を防ぐ働きも。
4.あずき
あずきにはポリフェノールが含まれ、その量は赤ワインの1.5~2倍になるともいわれます。漢方では解毒作用があるとされ、生薬にも利用されています。
5.豚肉
豚肉に含まれるビタミンB₂は粘膜を保護する作用があり、目にも必要な栄養素です。レバーやうなぎにも多く含まれます。
6.味噌汁
味噌には、肌の保水力を高める「グルコシルセラミド」という成分が多く含まれています。1日2杯の味噌汁を2週間飲み続けたところ、肌の水分量が1.4倍になったという研究報告もあり、目の乾燥にも効果的。塩分が気になる方もいるかもしれませんが、味噌の成分「大豆ペプチド」や「メラノイジン」には血圧を下げる働きがあることがわかっています。具として入れる野菜やわかめにも食塩摂取をキャンセルする効果があり、煮るとその成分は汁に溶け出すため、余さず飲むのがおすすめです。
食生活で目の健康の土台を底上げしながら、涙液の補助をする使い捨て目薬を使用したり、前回お伝えした目まわりのマッサージなどをすることで、より目の不快感を軽減できます。
「目は加齢による不調が特に出やすい部位。だからこそ、目の健康寿命を延ばすケアを積極的に取り入れてみてください」(石原先生)
*次回は、冷えとむくみについてお伝えします。
写真/PIXTA