〔特集〕健康と医療の新しい選択肢会員制メディカルクラブへ 人生100年時代を迎える中、「健康こそかけがえのない資産」と考えるヘルスコンシャスな人が増えています。その人たちが今、大いに注目しているのが会員制メディカルクラブです。知る人ぞ知る病院直営のメディカルクラブが提供するワンランク上の予防医療サービスをご紹介します。
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名門病院が展開する会員制メディカルクラブ6選
病院直営の会員制メディカルクラブは、各医療機関の特性を存分に生かし、通常の人間ドックや一般診療よりワンランク上の医療サービスを提供しています。その中でも“名門病院”といわれる医療機関が展開するクラブを厳選してご紹介します。
1)
藤田医科大学 羽田クリニック フジタ エグゼクティブ クラブ 羽田→2)
順天堂大学医学部附属 順天堂医院 順天堂リフレッセクラブ→3)
聖路加国際病院附属クリニック 聖路加メディローカス→4)
済生会熊本病院 予防医療センター 会員制健康クラブL’cord→5)
国際医療福祉大学三田病院 三田メディカルクラブ→6)医学研究所北野病院 北野健康クラブ(この記事)
医学研究所北野病院
北野健康クラブ

2025年、財団創立100周年を迎えた。100周年記念事業として3年後を目処に「予防医学棟」が建設予定。健康サポートの新拠点として期待される。(100周年記念サイト)
医学研究所北野病院が会員制の「北野健康クラブ」を開設したのは2005年のことです。
「当院を代々かかりつけにしてきた地域住民の方たちが人間ドックを利用される際、特別室でゆったりくつろいでいただきたいと考えたのが始まりです」と秦 大資病院長は話します。
1泊ドック利用の際、プレミアム会員は当日空いている部屋のうち最上級グレードに滞在。写真は特SSタイプ(室料11万円/日)の個室。窓外には大阪の中心街が広がり夜景も楽しめる
人間ドックの検査データに基づいて健康寿命を延ばすためのサポートに注力
会員になると充実した内容の人間ドックが無料になるほか、一般診療では「診察受診優先予約」や「セカンドオピニオン優先予約」のサービスが利用できます。
専門医と食事をしながら交流できる懇親会が大人気

同院の管理栄養士とホテルニューオータニ 大阪のコラボメニュー(写真は2024年度メニュー「腸内細菌を整える」)を提供するなど、人間ドックのサービスにも力を入れる。
「すべての診療科が揃い、かつ部長クラスの専門医の多くが京都大学医学部出身者という強みを生かし、自信を持って提供しています。また、年1回、部長クラスの専門医と食事をしながら交流できる懇親会への招待も大人気です」。
中心地にも近く、同院をかかりつけにできる安心感から同クラブは評判を呼び、新規入会者も増えているとのこと。
「数年後には予防医学棟を新設し、健康寿命を延ばすためのさまざまなサポートをさらに充実させていく予定です」。
医学研究所北野病院病院長秦 大資先生/医学研究所北野病院京都大学医学部に設立された公益財団法人田附興風会医学研究所の附属病院として1928年に開院。大阪市の中核病院として、高度医療を提供。1954年に西日本初の人間ドックを開設し、予防医療に貢献してきた。
医学研究所北野病院北野健康クラブ住所:大阪府大阪市北区扇町2-4-20
電話:0120(920)747
https://www.kitano-hp.or.jp入会登録料/13万2000円 年会費/46万2000円(プレミアム会員)
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