未来のヘルスケアを体感できると話題の「大阪ヘルスケアパビリオン」の魅力を深掘りします。前回は、パビリオンのハイライトである「リボーン体験ルート」の前半をお届けしました。ここでは体験ルートの後半の見どころと、予約不要で見学できる「自由観覧ルート」の魅力についてお伝えします。この記事は2回連載の2回目です。
1回目はこちら>>
私たちの美容、健康、医療はどうなる?未来社会のヘルスケアを知る旅へ
前回に引き続き、「大阪ヘルスケアパビリオン」の「リボーン体験ルート(事前予約が必要)」内、ミライのヘルスケアゾーンで、2050年の未来社会を楽しく学びながら散策しましょう。
ミライのヘルスケアゾーン「タカラベルモント」量子飛躍する美の世界

「宇宙飛行士が宇宙で発見したクリスタルの洞窟」がテーマのアート空間と、幾何学をデザインに取り入れたユニフォーム。
コシノジュンコさんが手がけた制服も見どころ 「2050年の美ってどういうものだろう。来場された皆さんと一緒に考えたいというのが、当社のブースのテーマです」と語るのは、美容・医療製品を製造・販売するタカラベルモントの広報久保さん。
量子飛躍する美の世界は美しく不思議な構造体。宇宙建築の知見を活かしてデザインされ、1580枚の多面体パネルは、ひとつとして同じ形がありません。七色に見えるパネルカラーも、実際は暖色と寒色の2種類のシートのみ。角度や光で変化して、多様な美を見せてくれます。
コシノジュンコさんによるデザイン画。©タカラベルモント
ユニークなユニフォームも見どころのひとつ。白とシルバーのコントラストが映えるアシンメトリーなデザインは、コシノジュンコさんによるもの。タカラベルモントは1970年の大阪万博にも出展しており、この際もコシノさんが制服のデザインを手がけました。
タカラベルモントの展示内容について公式サイトで詳しくみる>> ミライの都市「ロート製薬」細胞デザインステーション
1階の「リボーン体験ルート(事前予約が必要)」内、ミライの都市ゾーンでぜひご覧いただきたいのが、「ロート製薬」による再生医療をテーマにしたブースです。
映像では、ロート製薬の公式YouTuberとして活躍中の根羽清ココロさんが、未来社会をナビゲート。
“再生医療”という選択肢を、誰もが手にできる可能性2013年から再生医療事業に取り組むロート製薬。難治性の病気への有効なアプローチとして、患者自身やドナーの細胞を培養して治療に役立てる技術を研究しています。ブースでは、再生医療が身近になった未来の社会を映像とともにわかりやすく展示しています。
次世代自動培養装置のコンセプト機。現在の培養装置は非常に大きい一方、未来では治療のパーソナライズ化が進み、小型化した装置を活用して、各医療機関に設置できる可能性も。(c)ロート製薬
モニター中央には将来に実現が期待される次世代自動培養装置のコンセプト機を展示。広報の岡田さんは、「従来は別々の装置で行っている培養に必要な2段階を、未来ではこの1台でこなします。大きさも非常にコンパクト。実現すれば、より多くの医療機関で再生医療を受けることも可能になる」と語ります。
ロート製薬の展示内容について公式サイトで詳しくみる>>「リボーン体験ルート」のフィナーレはアバターたちのパレード

「自分のアバターはどこ?」と探すのも楽しい。
アバターたちによる賑やかなダンスでフィナーレを迎えるリボーンパレードでは、ここまで積み重ねた体験を反映してアバターの見た目が変化していることに気がつくでしょう。健康について学んだり考えたりすることが、未来の自分を生まれ変わらせることに繋がるというメッセージが込められています。
「リボーン体験ルート」はここまで。参加者は「自由観覧ルート」に合流します。