4月に開幕した2025年大阪・関西万博は早くも折り返し。数あるパリビオンの中でも、未来のヘルスケアを体感できると話題なのが「大阪ヘルスケアパビリオン」です。誰にとっても身近な健康について多くの気づきを得られるパビリオンの魅力を深掘りします。この記事は2回連載の1回目です(
第2回はこちらから>>)。
「大阪ヘルスケアパビリオン」の歩き方
大阪ヘルスケアパビリオンのテーマは「REBORN(リボーン)」。舞台となるのは、再生医療をはじめとする医学テクノロジーが今よりもっと身近になるであろう「2050年の社会」です。
パビリオン内。約20メートルの吹き抜けで太陽光を取り入れられる透明の天井や、DNAのらせん構造から着想を得たヒノキの柱は圧巻。
パビリオンには事前予約が必要な「リボーン体験ルート(1階の一部と2階)」と、予約不要の「自由観覧ルート(1階)」があります。リボーン体験の参加者は、体験終了後に自由観覧ルートへ合流するという流れ。この記事では、リボーン体験をした場合をモデルコースとし、おすすめしたい体験や見どころをご紹介します。
大人気のリボーン体験ルート。今の状態をもとに生成される“25年後の私”
リボーン体験ルートではまず、体験者は手首にリボーンバンドを付けて、近未来を思わせるカラダ測定ポッドへ。心血管や筋骨格、髪、肌、歯、視覚、脳の7項目の健康状態を計測し、それぞれでCを標準としたA~Eの健康スコアが表示されます。
近未来を体感できるカラダ測定ポッド。
短い時間で多角的に自身の状態を計測できるという、これだけでも未来感のある体験ですが、特にユニークなのはその後。これらのデータに基づき「未来の自分(アバター)」が生成されます。2階ミライのじぶんエリアで対面する等身大の自身の未来アバターは、リアリティがあり迫力たっぷり。
データに基づいて作られた「将来の自分」が目の前に現れる。