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「聞こえにくさ」は喫煙や、運動不足なども引き金に。子どものヘッドホン難聴も注意

2025.07.10

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聴力が落ちたら、自分に合う補聴器の使用を

加齢性難聴や、突発性難聴に加齢性難聴が重なった場合など、聴力が落ちて、大勢での会話がつらい、テレビやラジオ、動画や音楽が楽しめないというように生活に不便が出てきたら、補聴器の使用を検討すべきです。

「補聴器で十分な効果が得られない場合は、保険診療で人工内耳を埋め込む選択肢もあります。聴力の低下を感じていたら耳鼻咽喉科で診察を受け、補聴器や人工内耳の情報を積極的に集めていただければと思います」

聞こえにくくなる音の高さや音量には個人差があり、言葉の聞き取りの検査や雑音下での聴力検査などを通じて聴力を細かく把握したうえで症状や用途に合う補聴器を選び、調整します。


「聞こえない不便をそのままにしていると周囲と話が合わなくなり、孤立感が深まります。こうして音の刺激が減り、人間関係も希薄になることが認知症やうつなどにつながるのではないかと考えられています。補聴器はそれを防ぐ道具です。より健康に楽しく生きられるよう、ぜひ利用していただきたいと思います」

聴力が下がって不便を感じたら、補聴器をつけてコミュニケーションを保ちましょう

聴力が一定以上に落ちて、日常生活に不便なことが出てきたときには、補聴器をつけましょう。

「補聴器をつけると高齢者に見えるからと補聴器を敬遠するよりも、周囲ときちんとコミュニケーションが取れるほうが若々しく見えるし、何より楽しく過ごせると思います。目が悪い人が眼鏡を使い、足が悪い人が杖を使うのと同じことです」と和佐野先生。

若い難聴者のなかには、学校や職場でイヤホンと間違われるのを避けるために“補聴器らしい”外見の製品をつけたり、カラフルでおしゃれな補聴器を選んだりする人もいるそうです。

雑音を抑制する、ある一方向からの音を聞きやすくするなど用途や症状に応じた製品があり、片耳が聞こえない場合に聞こえない側の音を集めて聞こえる側に送る補聴器、離れた場所からワイヤレスで音を飛ばす補聴器用マイクなども販売されています。

補聴器の装着には、音や言葉を聞いて聴力を把握する検査、症状や用途に応じた補聴器選びや調整、聴力を上げながら補聴器を快適に使うためのリハビリテーションが必要になります。耳鼻咽喉科に設けられている補聴器外来を受診するか、耳鼻咽喉科と連携している、あるいは認定補聴器技能者がいる販売店で購入します。

聞き取りにくい人(特に加齢性難聴の人)に対する話し方のコツ

●早口ではなく、適度なスピードで話す。話す速度が遅すぎても話が理解しにくい。
●句読点をつけるように少しだけ間をあけて話す。
●抑揚をつける。
●大声を出さない。音量が大きすぎると音が割れて聞こえるため、かえって聞き取りにくくなる。聞こえにくい音の高さには個人差が大きいので、親しい間柄であれば、聞き取りやすい声の高さを一緒に探し当ててみるのもよい。
●外での立ち話などで周囲の音が入ると聞き取りにくいため、できるだけ静かな場所を選んで話す。

・連載「知っておきたい女性のからだと健康」の記事一覧はこちら>>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2025年07月号

家庭画報 2025年07月号

取材・文/小島あゆみ

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