「女性と比べると男性はすべての関節がしっかりしていて硬いのが特徴です。そして、男性のほうが加齢による骨の増殖などで関節がさらに硬くなって動きづらくなる傾向があります。それが関節や筋肉の痛みを誘発する場合もあるのです」と中村先生。
例えば、股関節では、床に座って膝をまっすぐ前に伸ばせない、膝を抱えられない、椅子に座ったときに脚を閉じることができないといった状態になります。電車で脚を開いて座っている年配の男性を見かけることが多いのはそのような変化も一因なのだそうです。
「患者さんやスポーツ関連の相談で、エクササイズでもっと開脚したい、格闘技で回し蹴りをしたいといったご希望を聞くのですが、状態によっては股関節を痛めるため、止めるケースもあります」。
パートナーとストレッチなど運動を一緒にする習慣のある女性は、男性の体が硬いからといって押したり引っ張ったりしないほうが無難です。また、男性にとっては、若いときからストレッチで関節を柔らかく保つことが将来の関節痛を防ぐ一つの方法といえます。
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肩こり対策、股関節のストレッチ、足の指のエクササイズといった関節に関連するコンテンツのほか、スポーツ選手にも有用なストレッチなどが紹介されています。いずれも短時間でできる、日常に取り入れたい運動ばかりです。
取材・文/小島あゆみ