整形外科専門医が指南。たった5つの簡単体操で100年長持ちするカラダは、自分で作れる! 第1回 加齢とともに腰やひざに不調が現れはじめ、だんだん歩くのがつらくなってしまうもの。でも、「もう年だから」と諦めた瞬間からカラダは衰えはじめ、将来の寝たきりリスクが高まります。100歳まで元気に歩ける「カラダの作り方」を整形外科専門医に聞きました。
カラダの老化はゆっくり密かに進行。悪い姿勢や運動不足を放置するとどんどん弱る!
有栖川整形外科院長
整形外科専門医・スポーツ専門医
陣 彦善先生
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実感しづらい筋肉量と骨量の急減に要注意
「カラダの老化は、年齢を重ねて突然現れるものではありません」と指摘するのは、整形外科専門医の陣 彦善先生。陣先生によると、筋肉量は30代をピークに少しずつ減少しはじめるとのこと。
「下半身の筋肉量は減少のスピードが速く、特に太ももの大きい筋肉は60代になると約半分にまで減少するといわれています。また、骨量のピークは20歳前後に訪れ、女性の場合は閉経後、骨量が急激に減少するため、要注意です」。
取り立てて不調がなく、外見がどんなに若々しくても、実際には老化はカラダの内側で着実に進んでいます。自分の健康を過信していると、気づいたときには取り返しがつかない状態に陥る恐れも。「見た目や体調に変化が現れる前に、早期の対策を始めることが大切です」と陣先生。健康寿命をのばす運動(第2回で紹介)と食事のポイント(第3回で紹介)を解説していただきました。
よい姿勢を心がけると、運動効率がアップ! 
正面から見て首はまっすぐ、肩と骨盤は平行に、左右のひざの位置がそろい、つま先が前を向いた状態が理想的。よい姿勢を心がけると筋肉に適切な力が加わって刺激され、運動効率もアップします。