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令和3年は丑年。「牛は天神様の神使」とご存じでしたか?

一陽来復、美しき、新年の幕開け「しあわせ満ちる開運の地へ」 第12回(全13回) 2020年はこれまでにない混迷が世界中を覆い尽くし、見通しのきかない一年となりました。新しい一年は、心機一転、気持ちを一新し、積極的に福をお招きして、縁起よく迎えていただきたい。そんな願いを込めて――開運へと導く場所と、福を呼ぶ暮らしを紹介します。前回の記事はこちら>>

菅公は丑年生まれ。牛は天神様の神使
干支飾り──丑(うし)

臥牛と撫牛
干支一刀彫りの臥牛(左)
12年に一度、丑年にしか手に入らない木製のおおらかな神牛。新年縁起物。高さ約5センチ 初穂料1500円。国宝の御本殿を背景に。
撫牛(右)
北野天満宮で一年中、手に入れられる縁起物、黒牛の臥牛。高さ約4.5センチ 初穂料1500円。北野天満宮は、全国1万2000社を誇る天満宮の総本社。2月から3月にかけては紅白の梅約1500本が咲くことでも知られる。

災難厄除・入試合格の神社
北野天満宮(京都府)

令和3年は丑年。“丑”の字は“紐”に通じ、曲がっていたものを伸ばすという意味があるとも、確実に一歩ずつ前進するともいわれます。日本において、牛といえば、天神信仰がいちばん身近なものです。天満宮境内には多くの臥牛像が見られますが、これは菅原道真公(菅公)が「自分の遺骸を牛車にのせて人に曳かせず、その牛の行くところにとどめよ」と遺言したことに起因します。

土鈴の臥牛
土鈴の臥牛
白牛、黒牛の2種から選べる土鈴の縁起物。高さ約4.5センチ 初穂料1500円。

「牛は神使。『撫牛信仰』は、牛を通して神様とつながりたいという願いから自然発生的に生まれた民間の信仰と考えられます。一般に北野天満宮といえば学問の神様として知られていますが、その始まりは御霊(ごりょう)信仰に端を発します。菅公の死後、京都で疫病など災いが続き、無実の罪で左遷され、不遇の死を遂げられた菅公のたたりと恐れられました。その御霊を鎮めるために薨去(こうきょ)から44年後の947年に創建されたのが当宮。令和2年は暗い一年となりましたが、来る新年は天神様の御加護のもと幸多い一年となりますことを願っています」と権禰宜の東川楠彦さん。

東川楠彦さん
境内の臥牛を撫でる権禰宜の東川楠彦さん。「牛は神使い。天神様との御縁を結んで下さる存在として信仰の対象となります」。

北野天満宮
京都府京都市上京区馬喰町
TEL:075(461)0005

お守り、注連縄、招き猫、干支飾りのサイズはすべて編集部調べです。

表示価格は原則として税別です。

撮影/本誌・大見謝星斗

『家庭画報』2021年1月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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