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信仰の島に舞う、運を降らすウミネコ【残したい日本の音風景・3月】文/細野晴臣

2020.01.31

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3月 八戸港蕪島


文/細野晴臣



動物の名前って面白い。「ウミネコ」は海辺で猫のように鳴くから海猫だ。


カモメの仲間なので見分けがつきにくいが、尾羽の先端が黒く、黄色い嘴(くちばし)に黒い模様がついている方がウミネコだ。

生息地は限られ、中国、ロシアそして日本に定住しているが、西欧にはいないらしい。カモメは渡り鳥なので、日本では冬にしか見られないという。

鳴き声にも違いがあり、ウミネコは「ミャーオ、ミャーオ」と鳴く。英語ではどちらもgull(ガル)で通じるようだ。

ウミネコの鳴き声を聞きたければ、八戸市の蕪島(かぶしま)に行ってみるとよい。

2013年に東京の都心に多数のウミネコが住み着き、その鳴き声に住民から苦情が相次いだという。

天敵であるカラスが激減したことや、震災で環境の激変という影響もあっただろうが、野生の動物が都会の暮らしやすさに気づいてしまったのかもしれない。

上のバナーをクリックすると、実際の音を聴くことができます。

細野晴臣(ほその・はるおみ)



音楽家

1947年東京生まれ。1969年「エイプリル・フール」でデビュー。1970年「はっぴいえんど」結成。73年ソロ活動を開始、同時に「ティン・パン・アレー」としても活動。78年「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を結成、歌謡界での楽曲提供を手掛けプロデューサー、レーベル主宰者としても活動。YMO散開後は、ワールドミュージック、アンビエント、エレクトロニカを探求、作曲・プロデュースなど多岐にわたり活動。
公式サイト www.hosonoharuomi.jp
出典・音響提供/環境省「残したい“日本の音風景100選”」 写真・動画提供/八戸市観光課 ※こちらの音は、公益社団法人日本騒音制御工学会ホームページ「日本の音風景100選/サウンドライブラリ」からも聴くことができます。 『家庭画報』2020年3月号掲載。 この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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