• TOP
  • 国内
  • 国内最大級の迫力ある舞台で、オペラやクラシックコンサートを堪能!「高崎芸術劇場」

国内

国内最大級の迫力ある舞台で、オペラやクラシックコンサートを堪能!「高崎芸術劇場」

2020.01.15

  • facebook
  • line
  • twitter

都道府県発のとっておき「群馬県」

EDITOR’S REPORT 街に溢れるさまざまな情報の中から、編集部員が読者の皆さまに役立つ情報を厳選してご紹介します。新しくオープンした店や、アイディアが光る新商品、地方発の注目情報など、日々の暮らしをより楽しく、豊かにしてくれる情報がきっと見つかります。記事一覧はこちら>>
JR高崎駅の東口改札を出て空中回廊を5分ほど歩くと目の前に現れる、全面ガラス張りのモダンな建物——。高崎市に2019年9月、新たな文化施設「高崎芸術劇場」が誕生しました。

高崎芸術劇場外観

街中でひときわ存在感を放つ全面ガラス張りの外観。


圧巻なのが、国内最大級の舞台をもつという大劇場。

テラコッタの内壁、長時間座っても疲れにくいという椅子が配された客席は、日本古来の栗梅色、深い赤茶色で統一され、重厚な雰囲気。

オペラ

赤を基調とした国内最大級の舞台を誇る大劇場。扇形に広がる客席は、間口が28メートルある広大な舞台と一体感を生み出し臨場感溢れる体験ができる。

この深い赤が、かつて高崎の名産であった美しい紅絹(もみ)を思わせ、ドラマティックな空間になっています。

また、高齢者の負担になる上下の移動を少なくするため、あえて2階席までの設計に。1階席の階段は緩やかで、年配のかたやケガをされたかたにも配慮したやさしい作りです。

さらに、演目の開始時間に合わせて開場する通常の劇場と違い、建物内は朝9時から22時までオープン。イベントがない日もカフェ&レストランや各階のソファでくつろぐ姿が見られ、高崎市民の憩いの場になっています。

4階まで吹き抜けになった開放感溢れる1階には、高級ピアノ、スタインウェイ・アンド・サンズがさりげなく置かれ、しかも誰でも弾くことができるそう。

吹き抜け

4階まで吹き抜けの1階ロビーに置かれたスタインウェイ・アンド・サンズのピアノ。

そしてぜひ注目してほしいのが、1階奥と2階の劇場のドア前。

1階奥には、昭和初期に途絶えてしまい幻の伝統技法といわれる紅板締めの作品が、染色家・吉村晴子氏によって復元され飾られています。

紅板締めの作品

染色家・吉村晴子氏による、貴重な紅板締めの作品。

この貴重な作品を間近で見ることができるのも、高崎芸術劇場を訪れる楽しみの1つ。

また2階の一角には、多様な作品を国内外で多く発表し、現在高崎市在住である現代アーティスト、鬼頭健吾(きとうけんご)氏の絵画が展示されています。

鬼頭健吾(きとうけんご)氏の絵画

2階には、高崎市在住のアーティストとして活躍する、鬼頭健吾氏の独創的な絵画の展示スペースがある。

モノトーンの床石がシックなエントランスロビーに位置するのがシアターカフェ、さらに奥の鉄の扉を開けると落ち着いた雰囲気のシアターレストランがあり、来た人を優雅にもてなしてくれます。

シアターレストラン

ノスタルジックな雰囲気のシアターレストラン。全32席。

クラシックな内装、150年以上前のヴィンテージ家具、モダンデザインの父といわれる19世紀のイギリス人デザイナー、ウィリアム・モリスの壁紙、アンティークデザインの照明と、特別感のある上質な空間で、高崎産の食事を味わいながら、高崎の芸術空間、アート、食を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。

シアターレストラン

劇場内のシアターカフェ&レストランでは、「高崎産上州勝五郎豚のグリル フレッシュレモンとレフォールを添えて」(手前・1400円)や「海老と高崎産野菜のサフランリゾット」(奥・1000円)など、高崎産の食材にこだわったメニューや本格的なイタリアンのコース料理が味わえる。

Information

高崎芸術劇場

群馬県高崎市栄町9-1

TEL 027(321)7300
営業時間 9~22時
定休日 無休

http://takasaki-foundation.or.jp/theatre/

    EDITOR'S REPORT

    【長野県】ぶどう畑の中の絶景ワイナリー「シャトー・メルシャン 椀子(まりこ)ワイナリー」

    【石川県】建築家谷口吉郎・吉生親子の精神を伝える建築館が金沢に誕生

    【愛媛県】日仏伝統工芸の美しき融合「ギルディング和紙」をご存じですか

    【岐阜県】日本の原風景に滞在し、美濃の暮らし、和紙の魅力に触れる旅

    【愛知県】現代アートへの入門として訪れたい!リニューアルした芸術文化の拠点「愛知県美術館」へ

    【茨城県】うまさの真髄は素材にあり! 食べ比べてわかる納豆の奥深さ

    【福岡県】まるでタイムスリップ!大正時代の情趣溢れる門司港駅へ

    【神奈川県】1日2組限定の宿「鎌倉古今」。歴史ある古民家で鎌倉野菜を使ったイタリアンを

    【香川県】こんぴら歌舞伎のお供に。香川・讃岐で愛される、春爛漫のお弁当「かぶきもの弁当」

    【北海道】美しき芸術空間!北海道「似鳥美術館」にルイス・C・ティファニー ステンドグラスギャラリーがオープン

    【和歌山県】ナチュラルチーズ専門店「コパン・ドゥ・フロマージュ」

    【東京都】旧加賀藩主前田家の華麗な暮らしぶりを拝見!「旧前田家本邸」

    【島根県】暮らしをやわらかく照らし、森を守る。隠岐の島産の照明

    【大阪府】柄がかわいい。大阪生まれの注染手ぬぐい「にじゆら」

    【新潟県】八海山の酒蔵による「魚沼の里」で味わう新クラフトビール

    【愛知県】城好きならずとも必見!名古屋城本丸御殿の復元の全貌が明らかに

    【宮城県】三陸の魚介の魅力が詰まった「女川アヒージョ」!

    【茨城県】アンチエイジング効果が期待できるヨーグルトを茨城県で発見!

    【埼玉県】川越で利き酒!県内の銘酒をワンコインで飲み比べできる新施設

    【岡山県】もはや奇跡!蒜山(ひるぜん)高原の羊飼いが作るフレッシュチーズ

    【徳島県】1300年の伝統を世界へ発信する、伝統産業「阿波和紙」の挑戦と試み

    【鹿児島県】「西郷どん」も食べていた?! 歴史と風土に根ざした食文化が残る奄美大島

    【新潟県】鮭の町・村上の美味を家庭でも堪能

    【神奈川県】「湘南小麦」が目指す、国産小麦のさらなる普及

    【福島県】会津漆器文化の継承を、新たな形で試みる器

    【滋賀県】地酒のように楽しめる個性的な「にごりワイン」を生産するワイナリー

    【東京都】東京農業の情報発信基地で新鮮な地元野菜を

    【愛媛県】「愛媛を生産日本一に」。生産者の思いが詰まったブルーベリー

    【群馬県】無農薬・無化学肥料で作られる食用ほおずき「ケープグーズベリー」

    【大分県】魅力的な芸術文化を発信する「創造県おおいた」へ!

    【石川県】発酵王国から届いた、今の暮らしに取り入れたい逸品

    【富山県】切り花チューリップの旬は2月。プレミアムなチューリップにご注目を

    【島根県】日本海の鮮魚の味わい・山陰浜田「どんちっち・三魚」の干物

    【佐賀県】有田焼創業400年に誕生した、グローバルな新ブランド「2016/」

    【山梨県】富士山&リニアモーターカー。過去と未来を象徴する2つの人気スポットへGO!

    【栃木県】贅沢な一粒!期待の新品種いちご「スカイベリー」

    【北海道】アスパラガス料理とワインで、爽やかなマリアージュを

    【山形県】生産量日本一を誇る「さくらんぼ」、一粒に込められた物語

    【兵庫県】大名の献上品として珍重された山椒を現代の食卓で

    【静岡県】一口飲めば忘れられない芳香を誇る「和紅茶」の王様

    【福井県】1500年の歴史を重ね、進化する伝統工芸「越前漆器」
    表示価格はすべて税抜きです。
    『家庭画報』2020年1月号掲載。
    この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
    • facebook
    • line
    • twitter

    12星座占い今日のわたし

    全体ランキング&仕事、お金、愛情…
    今日のあなたの運勢は?

    2024 / 04 / 25

    他の星座を見る

    12星座占い今日のわたし

    全体ランキング&仕事、お金、愛情…
    今日のあなたの運勢は?

    2024 / 04 / 25

    他の星座を見る

    Keyword

    注目キーワード

    Pick up

    注目記事