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日仏伝統工芸の美しき融合「ギルディング和紙」をご存じですか

都道府県発のとっておき「愛媛県」

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ギルディング和紙 乱菊 黒和紙 黄混合箔

「ギルディング和紙 乱菊 黒和紙 黄混合箔」(66×98センチ)5400円。絢爛豪華に咲き誇る黄金の菊。金属箔を酸化することであでやかな色彩が生まれる。

「ギルディング和紙」とは、愛媛県大洲(おおず)市内子町五十崎(いかざき)で作られる手漉きの大洲和紙に、伝統的なフランスの金箔工芸技術“ギルディング”を施したもの。和紙×金属箔の上品な華やかさが特徴です。

ギルティングの作業の様子

ギルティングの作業の様子。型で糊づけした後に金属箔をのせ、馬の毛のブラシでこする。

「大洲和紙は、実はあと少しで産業が途絶える危険性がありました」と語るのは、ギルディング和紙を考案した齋藤宏之さん。奥さまの実家があるこの地に移住したとき、大洲和紙の現場は職人の高齢化と後継者不足が深刻な状況でした。

しかし、地域全体で紡いできた歴史を絶やしてはならない、という地元の人々の想いを受け、齋藤さんは一念発起。

「伝統工芸はポテンシャルが高い。上手に展開すれば、世界に打って出られる商品になるはず。けれど和紙だけではインパクトが出しにくい。

そこで、日本の伝統工芸とフランスの伝統工芸を組み合わせるという新しい試みに挑戦しました。今の生活に根ざした付加価値のある和紙製品を作らねばならないと思いました」。

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