〔特集〕名門避暑地の“今”を楽しむ 軽井沢の夏休み 木立の緑が日に日に深まり、鳥のさえずりとともに過ごす心地よい季節 ── 。古くから多くの文化人や避暑客を魅了してきた軽井沢に、新たな楽しみが加わりました。駅直結の新施設、ミュージアムや名建築、美食処、そして軽井沢通のおすすめ ── 、この夏訪ねたい、軽井沢のさらなる魅力をお届けします。
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動きだす軽井沢
町の新しいランドマーク「軽井沢T-SITE(ティーサイト)」が誕生
2026年3月に幕を開けた「軽井沢T-SITE」は軽井沢駅直結の複合型商業施設。そのキーマンのお二人、
「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」取締役会長の増田宗昭さんと、「アクアイグニス」代表取締役の立花哲也さんが、新施設に込めた思いと、進化を続ける町、軽井沢の未来について、熱く語ってくださいました。
[軽井沢T-SITEのキーマン2]
立花哲也さん(アクアイグニス代表取締役)
立花哲也(たちばな・てつや)1974年三重県生まれ。高校卒業後、建設業界で働き、20歳で独立。温泉経営に携わるようになり、故郷の三重県菰野町に複合温泉リゾート「アクアイグニス」、離れ宿「湯の山 素粋居」を開業。2021年には、三重県多気町に商業リゾート「ヴィソン」をオープン。2024年には、同敷地内にホテル「ハシェンダ ヴィソン」も誕生させた。
地方創生の立役者が仕掛ける軽井沢の新拠点
複合温泉リゾート「アクアイグニス」をはじめ、三重県にある日本最大級の商業リゾート「ヴィソン」の創業者で知られる立花哲也さん。実は、この場所に理想の空間をつくることは15年ほど前からの願いだったそうです。
「新幹線の停車駅前という立地条件と軽井沢という歴史ある観光地。この2つの魅力的な条件が揃った広大な土地はほかにはありません。“いつか” と思い、長年通い詰めていた念が通じたように声をかけていただき嬉しかったですね」と立花さんは語ります。
声をかけた三菱地所は、立花さんの地方創生の取り組み、特に建築やデザイン、クリエイティブな分野への造詣の深さと食文化の発展への貢献に共感して今回の軽井沢事業をオファー。立花さんにとって、初めて駅直結という場所を手がけることになりました。
「軽井沢への旅の始まりと終わりを象徴する場所だからこそ、素敵な入り口であり出口にしたいと思いました。同時に、ここに暮らす人も多く、皆が愛着を持つ特別な場所。そうした方々の期待に応えるものをつくる重責も感じましたね。そこで、デザイン面は、ヴィソンで環境に溶け込む素晴らしい建築を実現してくださった『ザ・コンランショップ』へ依頼しました」
ザ・コンランショップは、「ハシェンダ カルイザワ」の外観から内装、家具まで総合的にデザイン。「アクアイグニス ガーデン スパ」ではデザインや家具の選定、植栽を担当しました。
食の分野でも、これまでのネットワークを駆使して、ここでしか味わえない食体験を実現することに成功。
「ヴィソンでは国内外の超一流の料理人を集めた勉強会や学会を開催しています。そこから、笠原将弘さんと小野淳平さんに声をかけました。『だし尾粂(おくめ)』の世界初『オーダーメイドだしパック』もほかにはない取り組みです」
「夢は、感度の高い素敵な人たちの集積地に成長することです」
駅隣接でホテルに宿泊するだけではなく、敷地内のスパ施設やレストラン、ショップを回遊して楽しむ。今までにない仕組みは、別荘を持つ人や地元の人たちからも高く評価されています。
「将来的には、ここがクリエイティブな人たちが集い、交流し、何かが生まれる場所になることを期待しています。今回も、そのために必要な設備を整え、足を運んでみたくなる居心地のよい空間を意識しました。最終的には、軽井沢が新しい時代を牽引するモデルとなっていければ嬉しいですね」
アクアイグニス ガーデン スパでは、内風呂と露天風呂がある。長野産のよもぎや米ぬかなどを利用した2種類の薬草湯が人気。
薪サウナとオートロウリュの2つのサウナ、温度の違う水風呂も用意され、ととのうことができる。
アクアイグニス ガーデン スパ軽井沢T-SITE内
TEL:0267(46)8003
営業時間:9時~22時(21時最終入館)〈月によって時間の変更あり〉
入浴料2000円ほか、土曜・日曜・祝日・特定日2500円 ハシェンダ カルイザワ宿泊者は無料
URL:
https://aquaignis-karuizawa.jp/(次回に続く。
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