〔特集〕新緑を楽しむ 初夏の絶景旅 新緑が眩しく、一年で最も美しい季節。この時期に訪れるにふさわしい自然に恵まれたエリアへ誘います。その土地の自然そのものを目的地とする「グリーンツーリズム」、新旧の芸術や建築、それらがもたらす地域活性化の足跡を辿る「アート・建築ツーリズム」、そして、大自然の中での体験に重きを置く「アドベンチャーツーリズム」――。自然の営みに深く没入し、体験を軸とする新しい旅のスタイルを紹介します。
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グリーン、アート・建築、体験・冒険型...... これが新しい旅のスタイル。
今、新しい旅のスタイルが広がっています。その共通項は、単に景勝地を回る観光ではなく、その土地ならではの文化に深く触れる没入型であること。
都心を離れ、自然豊かな農山魚村に滞在し、その土地の自然や文化を体感する「グリーンツーリズム」、全国各地で行われるようになったサイトスペシフィックな芸術祭に端を発する「アートツーリズム」や、新旧の建築を観光資源として街おこしをしようとする動きに乗じた「建築ツーリズム」、富裕層の間では世界的な潮流ともいわれる、大自然を生かした体験・冒険型の「アドベンチャーツーリズム」など ──。
夫婦で、親子で、友人同士で、あるいはお一人で。新緑が美しい行楽の季節。自然を満喫できる、気持ちのいい癒やしの絶景旅へご案内いたします。
全国 建築デスティネーションで建築の物語に出会う
地層を思わせる書架に広がる知の世界
地中図書館(千葉・木更津)
有機農業を軸とした広大なフィールド「クルックフィールズ」の中に、知に触れる場として設けられた「地中図書館」。
ホールには幾多の木材が支え合う独創的な天井が。個の力が重なり合って成り立つ農村の知恵を、建築の構造美へと昇華させている。
建築は表土を占有せず、植物たちの下に慎ましくあるべきとの思いで設計され、緑化屋根が周囲の風景と一体化します。
建物が草や土に覆われた隠れ家のよう。設計は、中村拓志さん。
土地の傾斜に沿って高さを変える書架は、地層を思わせる意匠。
傾斜地に切り拓かれた本のコリドー。進むうちに徐々に1.3メートルの低い天井となり、ベンチやソファが書架と一体化する。
初夏は草屋根が緑に色づき、清涼感のある表情を見せます。出会った生き物や植物を本で確かめる楽しみも、ここならでは。
地中図書館千葉県木更津市矢那2503
TEL:0438(53)8776
営業時間:10時~17時
定休日:火曜・水曜(祝日は営業、振替休日あり)
入館無料(要予約)
※「クルックフィールズ」への入場料および年会費制のメンバーシップ登録必須
URL:
https://kurkkufields.jp/experience/library/(次回に続く。
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