横浜の中心地、関内駅前に、新たな“横浜らしさ”を体験できるホテルが誕生しました。2026年4月に開業した「OMO7(オモセブン)横浜 by 星野リゾート」は、旧横浜市庁舎行政棟を約4年をかけてリノベーション。星野リゾートがホテル運営を担い、歴史的建築を継承しながら、多様な横浜の魅力が体験できるレガシーホテルへと生まれ変わりました。
1階ロビーの吹き抜けの大階段は、旧市民広間にあった大階段のデザインを継承し、再構築したもの。滑らかな曲線を描く木の手すりも見どころ。
昭和を代表する建築家、村野藤吾の名建築を未来に受け継ぐ
建物は、横浜開港100周年記念事業として、昭和を代表する建築家・村野藤吾が設計、1959年(昭和34年)に竣工しました。横浜DeNAベイスターズの本拠地である横浜スタジアムにも隣接していて、長く市政を支えるとともに、市民に親しまれた建物でもあります。市庁舎時代に建物に免震工事が施されており、歴史的建築を保存・活用する道が開かれたといいます。1階、2階には旧市庁舎の面影を残していますが、3階から上はフルリノベーション。かつて執務室だった空間が、全276室、広さ20~73m² の客室へと生まれ変わりました。
2名ならゆったりと贅沢に、4名なら賑やかに、時間を忘れて語り合うためのおこもりスペースを備えた「かたりばルーム」。

ロフトに4名分の就寝スペースがあり、最大6名まで宿泊できる「やぐらスイート」。

ロフトの就寝スペースと、ミニキッチン、洗濯機を備え、長期滞在に向く「OMOハウス」。
さらに注目したいのが、都市のホテルでありながら、愛犬と一緒に滞在できること。屋内ドッグラウンジ、屋外ドッグランを併設した「OMOドッグガーデン」がある3階のワンフロアがドッグフレンドリーフロアとなり、公園、海辺など、愛犬との散歩も楽しい街、横浜で“愛犬との都市旅”という新しい形のホテルステイを提案しています。
家族3世代など、最大6名まで宿泊でき、小~大型犬2頭まで一緒に過ごせる「ドッグフレンドリースイート」。

屋内のドッグラウンジでは飲食を楽しみながら愛犬と過ごせる。
ホテルを飛び出し、横浜の街を丸ごと楽しむ
OMOブランドは「テンションあがる『街ナカ』ホテル」をコンセプトに、地域全体を滞在体験として捉えるスタイルが特徴です。OMO7横浜のコンセプトは「気分上々、ハマイズム」。異国情緒、港町文化、ジャズ、中華街、洋食、野毛の酒場文化――横浜は多彩な魅力を持つ街。「観光、イベント、ビジネスなど、宿泊の目的はさまざまですが、ホテルの中だけで完結するのではなく、街に出て、横浜の新しい魅力を発見して、感じて、その体験を持ち帰っていただきたい」と総支配人の羽毛田 実総支配人は話します。
1階ロビーに設置された「ご近所マップ」では、スタッフが自ら足を運んで選んだ「関内」「中華街」「野毛」のおすすめスポットがチェックできる。
宿泊客を積極的に街へ誘う仕掛けも満載です。街歩きを提案するスタッフ“OMOレンジャー”が案内する「横浜レガシーウォーク」では、関内の歴史的建築を巡りながら、横浜という街が積み重ねてきた文化を体感した後、ホテル内の建築の見どころも巡ります。「野毛ホッピングセレクション」では、約600軒ある野毛エリアの飲食店の中から、スタッフおすすめの店を紹介しています。
OMOダイニングの夜のアラカルト料理。ラム肉入りの赤い皮の餃子、蒸し鶏のネギソース、オマール海老の麻婆ホットパイなど。
ホテル内のOMOダイニングにも横浜らしさが散りばめられています。横浜発祥といわれるナポリタンやドリア、中華街を彷彿させる創作中華など、アラカルト中心の夜のメニュー構成は、“少し飲んでから街へ繰り出す”“街歩きの後にもう一杯”といった自由な楽しみ方ができます。2階にあるOMOベーカリーには約30種類のパンが並び、カレー伝来の地とされる横浜にちなんで、5種類のカレーパンが味わえます。
OMOダイニングの内観。朝食は和洋中を織り交ぜたビュッフェスタイル。
「単に古い建物を保存するだけではなく、新しい観光としての意味を見出して未来へとつなぎ、横浜の拠点としての新しい関内エリアをつくっていきたいと思っています」と羽毛田総支配人。歴史を受け継ぎながら、横浜の“今”を多角的に味わう――アクティブな大人の知的好奇心を満たしてくれる滞在になりそうです。
コンクリート打ち放しの柱と梁に、暗褐色のレンガタイル、窓、バルコニーが市松状に配されたファサードが印象的なホテル外観。
OMO7横浜 by 星野リゾート住所:神奈川県横浜市中区港町1-1-1
電話:050-3134-8095(OMO予約センター)
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo7yokohama/1泊1室3万6000円~(2名利用時、食事別、税込)