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木の温もりに包まれてくつろぐ大人の休日「那須 無垢の音」。バレエダンサー 柄本 弾も感激

2026.05.20

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〔特集〕新緑を楽しむ 初夏の絶景旅 新緑が眩しく、一年で最も美しい季節。この時期に訪れるにふさわしい自然に恵まれたエリアへ誘います。その土地の自然そのものを目的地とする「グリーンツーリズム」、新旧の芸術や建築、それらがもたらす地域活性化の足跡を辿る「アート・建築ツーリズム」、そして、大自然の中での体験に重きを置く「アドベンチャーツーリズム」――。自然の営みに深く没入し、体験を軸とする新しい旅のスタイルを紹介します。

特集「新緑を楽しむ 初夏の絶景旅」の記事一覧はこちら>>>

グリーン、アート・建築、体験・冒険型...... これが新しい旅のスタイル。

今、新しい旅のスタイルが広がっています。その共通項は、単に景勝地を回る観光ではなく、その土地ならではの文化に深く触れる没入型であること。

都心を離れ、自然豊かな農山魚村に滞在し、その土地の自然や文化を体感する「グリーンツーリズム」、全国各地で行われるようになったサイトスペシフィックな芸術祭に端を発する「アートツーリズム」や、新旧の建築を観光資源として街おこしをしようとする動きに乗じた「建築ツーリズム」、富裕層の間では世界的な潮流ともいわれる、大自然を生かした体験・冒険型の「アドベンチャーツーリズム」など ──。


夫婦で、親子で、友人同士で、あるいはお一人で。新緑が美しい行楽の季節。自然を満喫できる、気持ちのいい癒やしの絶景旅へご案内いたします。

心躍る自然の中でエネルギーチャージ
グリーンツーリズム

自然とアートの境界線を超えた建築家の傑作
水庭(栃木・那須)
奇才・石上純也さんのアートのような庭を歩く

建築家の石上純也さんが設計。クヌギやミズナラなど約310本の樹木と大小160の池からなる。散策用の飛び石と休憩用の石の椅子も設置されている。見学は大人2750円で予約制。画像提供/株式会社nikissimo(courtesy of nikissimo Inc.)

木の温もりに包まれてくつろぐ大人の休日
那須 無垢の音(栃木・那須)

「若竹の杜 若山農場」から車で約1時間、那須塩原駅からは約30分。世界に一つの「水庭」を持つオーベルジュ「那須 無垢の音」があります。

オーベルジュの客室は1棟貸しのヴィラで80平方メートル以上。木材の香りと手触りが心地よい。2階建ての建物に宿泊する「B&B(ベッド&ブレックファスト)」スタイルもあり、そちらは年齢制限がない。

建築家の石上純也さんが緻密な計算のもと、自然の樹木と人工の池を配して造り上げた「水庭」は、一年365日、地元の造園業者が目を配り、手入れすることで、ほかにはない独創的な景観を維持しています。

その庭に面したレストランでいただくディナーは、モダンフレンチ全10品のお任せコース。那須に移住して6年になる総料理長の千葉拓海さんは、「地元の生産者とのコミュニケーションが密になったことで、料理に使う食材の幅も広がりました。初夏は鮎やそら豆、緑や白、紫のアスパラガスなどがおいしいですね」と楽しそうに話します。

この日の料理の説明も、「日光の『プレミアムヤシオマス』は臭みがなくクリアな味わいなので、あえて加熱はせずマリネで提供しています」など、地元食材への愛情が滲みます。

栃木県で開発された「プレミアムヤシオマス」に那須名産の「春香(はるか)うど」などを加えたタルタルに、地元産の緑大根と敷地内に自生するエディブルフラワーを飾った冷前菜。

栃木県産のブランドいちご「とちあいか」に彩られた桜色のデザートは、千葉シェフ特製の八重桜シロップを用いた求肥(ぎゅうひ)をのせた杏仁霜(きょうにんそう)のムース。隣はフロマージュブランのソルベ。

柄本さんは、「『水庭』を眺めながらのディナーは最高ですね。ヴィラスタイルの客室も素晴らしい。自然を眺めながら、ゆっくり休日を過ごしたいという人にうってつけの場所だと思います」と感嘆していました。

ヴィラのバスルーム。大きな窓を開いて薫風を招き入れれば、半露天風呂のような開放感が味わえる。

那須 無垢(むく)の音(ね)
栃木県那須郡那須町高久乙2294-3
TEL:0287(73)8169(代表)
宿泊料:オーベルジュ1室2名利用で1泊2食付き1名6万1160円~
全14棟
IN15時~18時 / OUT11時
※オーベルジュの宿泊は8歳以上
URL:https://mukunone.jp/

柄本 弾(つかもと・だん)

京都府出身。5歳よりバレエを始める。2008年に「東京バレエ団」に入団。2010年1月、『ラ・シルフィード』で主役を射止め、4月には『ザ・カブキ』に主演。2013年3月よりプリンシパルを務める。演技力に定評があり、日本人の男性ダンサーで、振付家モーリス・ベジャールの代表作『ボレロ』を踊ることを許された唯一の存在。2026年5月に『かぐや姫』、8月に『海賊』、9月に『白鳥の湖』の公演を控える。

(次回に続く。この特集の記事一覧はこちらから>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2026年06月号

家庭画報 2026年06月号

撮影/大見謝星斗 取材・文/清水千佳子 スタイリング/おおさわ千春 ヘア&メイク/Yosuke Nakajima〈Perle Management〉 (柄本さん衣装)シャツ17万4900円 カットソー8万9100円 パンツ17万9300円/すべてブルネロ クチネリ(ブルネロ クチネリ ジャパン)

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