Discovering a Sence of Place 土地の感性を旅する 大名家の往時を体感できるお屋敷や、かつて外交や政治の場として人々が行き交った領事館や知事公舎。日本が歩んできた歴史や文化の趣を現代に伝える建物が快適性を備えた美しい宿として、今、注目を集めています。土地の魅力と歴史に浸り、心豊かな新体験を。
旧大名家の御屋敷で400年の歴史を堪能する
「柳川藩主立花邸 御花」
福岡県柳川のほとりに佇む「柳川藩主立花邸 御花(おはな)」。江戸中期、柳川藩の5代藩主・立花貞俶(さだよし)が大家族の住まいを柳川城近くのこの地に構えたことにはじまりました。
14代・立花寛治(ともはる)が造り上げた観賞式庭園の松濤園。Photo:Hoshito Omija

約100畳の大広間は畳を上げると能舞台になり、今でも毎年秋に能公演を開催している。Photo:Hoshito Omija
明治時代には伯爵家として邸宅を整備、後に戦後の新時代には、旧邸が料亭旅館として生まれ変わり、以来、現18代まで末裔たちが守り続けた宿は2025年の1月にリニューアルオープン。
一室限定の「特別室 黒松」。目覚めとともに、ベッドから窓ごしに樹齢100年の文化財の黒松が臨める。時折聞こえてくる川下りの舟歌に心癒される。

目の前で焼いてくれる地元の海苔と合わせた和朝食。

川下りの舟でいただく朝食も風情たっぷりでおすすめ。
滞在中には藩主の家族たちが暮らした部屋で食事をいただいたり、明治時代に一家の迎賓館として建てた西洋館を見学したり、ゆったり寛げる和室の部屋から朝夕で違う表情を見せる名勝「松濤園(しょうとうえん)」を眺めたり。
脈々と受け継がれる400年の歴史に思いを馳せて、文化財に泊まるという穏やかな時間を楽しめます。
柳川藩主立花邸 御花福岡県柳川市新外町1
TEL:0120-336-092
URL:
https://ohana.co.jp/【基本料金】1室2名利用で1泊2食付き1名4万1630円~ (ともにサービス料込み)
この記事の掲載号
『KATEIGAHO JOURNAL(家庭画報 ジャーナル)』
2026年3月7日発行号(非売品/Free)

『KATEIGAHO JOURNAL(家庭画報 ジャーナル)』は、雑誌『家庭画報』より発行する定期タブロイドメディアです。ワンテーマに特化した内容で、皆さまをラグジュアリーな世界へご案内します。
一部地域の新聞折り込みのほか、家庭画報本誌を年間購読いただいている方にも、本誌に同梱してお届けします。 次号は6月発行予定。この機会にぜひ年間購読をご検討ください。◆家庭画報年間購読のご案内はこちら→