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日本全国の桜守が一目置く“弘前方式”。弘前市公園緑地課の「チーム桜守」

2026.03.18

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〔特集〕次世代に伝え継ぎたい 桜絶景を求めて 日本が世界に誇るべき「美しい桜の風景」は、そのどれもがそれを守ろうとする人々の確かな意志によって支えられています。将来の日本人の美意識のために次世代に伝え継ぎたい桜絶景はどこか。長年、桜名所や桜を守る人々を取材してきた家庭画報本誌が、現在の手入れ・管理状況なども踏まえつつ、改めて桜の専門家とともに「新・桜100景」として厳選し紹介します。

特集「桜絶景を求めて」の記事一覧はこちら>>>

家庭画報が選ぶ
伝え継ぎたい桜絶景

桜咲く美しい日本の風景は、放っておいて生まれるものではありません。それは桜の木を地道に守ろうとする人がいて初めて残り得るもの ── 家庭画報本誌は長年、そんなスタンスで、桜を守り、伝え継ごうとする人々にフィーチャーしてきましたが、改めて功績の大きいレジェンドや全国の無名の桜守たちによる確かな意思をもって支えられる桜名所を、識者とともに整理していきます。

【桜守レジェンド ─ 3】

日本全国の桜守が一目置く「弘前方式」
「チーム桜守」

約2600本、50種超の桜が咲き誇る弘前公園。この絶景を陰で守り続けているのが、弘前市公園緑地課の「チーム桜守」です。

「チーム桜守」の皆さん。写真/小林廉宣

元来桜は切り口から腐りやすく、剪定はご法度とされてきました。しかし半世紀以上前、当時の職員が弘前市特産のりんごの栽培技術に着目。樹勢が弱った桜に強剪定を施すという、常識を覆す挑戦を行いました。

寒空のもと行われる剪定作業は、樹勢を見極めながら思い切った剪定をする。

この「弘前方式」によって木々は若々しい生命力を取り戻し、見事な花つきを実現。園内では1882年に植樹された青森県指定「弘前公園最長寿のソメイヨシノ」をはじめ、同世代の古木たちが今も春には力強く花を咲かせています。

一般的にソメイヨシノの花芽は3、4輪だが、弘前公園では多いもので7輪。圧倒的な量感はまさに絶景。写真/野呂希一

透き通るような淡紅色が美しい「弘前雪明かり」。写真/小林廉宣

そのひたむきな守り手たちの姿勢は、日本全国の桜守、樹木医からリスペクトを受け続けています。

橋場真紀子さんは上京後、樹木医を志しUターン。2014年に公園緑地課の職員に採用され、現在はチームを率いる存在。写真/小林廉宣

弘前公園(青森県・弘前市)

「50年以上一貫した方針で管理が継続され、常に樹木医資格を持つ市職員が管理に携わっている点で、全国で類を見ないほど優れた “桜守” 組織」(樹木学者 勝木俊雄)

「全国の桜を撮り歩いていた時に『日本一の桜並木はここだ!』と感動。最近訪問した時もチームの皆さんが点検に回っている姿を見かけ、この熱意が続く限り日本一の座は揺るぎないと思います」(写真家 野呂希一)

●青森県弘前市下白銀町1
TEL:0172(33)8739(弘前市公園緑地課)
例年の見頃/4月中旬~5月上旬

(次回に続く。この特集の記事一覧はこちらから>>

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