
総料理長・柳原章央さんの言葉には、静かな自信が宿ります。都内で厨房に立っていた頃は料理ありきで調達していた食材も、今は地の旬の食材に触れてから料理を考えるようになった、と語る柳原さんにイタリア料理の前田祐介シェフも深く頷きます。
レストランは料理だけがお披露目される舞台ではなく、食材の生産者、器やカトラリーを作る伝統工芸の職人たちなどすべての人や物のパワーが結集したハレの場と改めて実感したお二人。5年をかけて紡ぎ上げられた“テロワール”の食卓が今、デビューです。
5周年を記念して、地野菜が主役のシグネチャーディッシュも誕生。春の「野菜のひとさら」はボルシチからイメージした料理。おぼろ豆腐入りの蓮根餅にビーツベースのソースをあしらって。
ふんわりしたハタの食感を東御市(とうみし)の名産物くるみが引き立てる、コースの魚料理。柳原総料理長はバターやオイルはほぼ使わずに料理を仕上げる。
イタリア料理長 前田シェフが手がけるシグネチャーディッシュは、長野の郷土料理「おやき」をアレンジした「野菜のラビオリ」。長野県の地粉“ゆめかおり”で打ったパスタには、自家製の野沢菜漬けが潜む。チーズをきかせたバターソースとバジルオイルの春色仕立て。
コースの前菜は赤貝、梅といちごのピュレと赤じその泡をのせて。コースにはワインメインとノンアルコールのドリンクペアリングも。この一皿のノンアルコールペアリングは、「梅/しそ/ラズベリー」。(ワインペアリングは2万2000円と4万5000円の2コース、ノンアルコールカクテルペアリングは7500円。すべて消費税・サービス料込み)
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Photo:Shogo Oizumi Text:Tomoko Tsuyuki