〔特集〕ウェルネス温泉新時代「美・活・整」の湯宿へ 世界に誇る日本文化、温泉。日本人は古くから、自然の恵みである温泉を健康維持や治療にも利用してきました。特集では、温泉力の中でも「美肌」「活力」「整い」に注目。温泉の効能と極上の滞在を堪能できる、ウェルネス温泉宿をご紹介します。
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「美」の湯宿
しっとり、すべすべの素肌は昔から美人の条件でした。重曹や塩を含む温泉は、スキンケア効果の高い“美肌の湯”。まるでベールを纏ったような保湿力です。
こんこんと湧き出る山の名湯に肩まで浸かり、深呼吸。「美」の湯宿で、とっておきの贅沢な時間を過ごし、冬の乾燥しがちな肌にも心にも、ハリと潤いを与えましょう。
北アルプスの名峰を望む山岳温泉で心身のリズムを整える
界 奥飛騨[岐阜 奥飛騨温泉郷]
右・離れの外に広がる中庭には、源泉かけ流しの足湯も。湯の流れる音や自然の気配に耳を澄ませていると、ゆったりと時間が流れていく。左・飛騨の伝統工芸を随所にあしらったご当地部屋「飛騨MOKUの間」の中でも、2室のみの特別室。木製ルーバーを開けば、目前にアカンダナ山の雄大な姿が広がる。
趣向の異なる湯処で肌と心をときほぐす
客室は東館・西館の2棟と湯小屋棟、離れの計4棟構成。中庭に面した離れでは、曲木のバッグハンドルをつくる「ご当地楽」も体験。
日本屈指の温泉地として圧倒的な湯量を誇る奥飛騨温泉郷。その中でも最古の湯として知られる平湯温泉に佇む「界 奥飛騨」は、美人の湯として名高い炭酸水素塩泉と塩化物泉を引き、肌の不要物を優しく落としながら潤いを保つ美肌の湯処です。
宿の象徴となる大浴場には、内湯と露天風呂の2つの温浴空間が。内湯には源泉100パーセントかけ流しの「あつ湯」と、ゆったり浸かれる「ぬる湯」が用意され、その奥の“雪の回廊”を模した露天風呂では、ふわりと立ちのぼる湯煙の中、昼は青空、夜は星を仰ぎながらの幻想的な湯浴みが叶います。
内湯には源泉かけ流しの「あつ湯」とリラックス効果の高い「ぬる湯」があり、交互浴も可能。中性でメタケイ酸とメタホウ酸を含む肌に優しい湯は、疲労回復や代謝の活性にも貢献する。
奥飛騨の豪雪地帯にみられる“雪の回廊”を思わせる露天風呂。湯の音に身をゆだね、瞑想するように浸かりたい。
客室は、飛騨の木工技術や伝統工芸を随所にあしらったご当地部屋「飛騨MOKUの間」が印象的。デイベッド付きの露天風呂では、滞在中いつでも静かに湯と向き合えます。
ブナやタモ、サクラ、ナラなどの広葉樹を用いたヘッドボード。匠の技が光る曲木の造形が美しい。
体が濡れたまま横になれるデイベッド付きの露天風呂を備えた「飛騨MOKUの間」の特別室。山岳ならではの空気の中、ゆったりと過ごすことができる。
温泉でほどけた後は、半個室スタイルの食事処へ。
「飛騨牛味噌すき鍋」や大豆をすり潰した「すったて」「蕎麦の実ご飯」など、地元の食文化を生かした会席料理が体と心を満たします。多彩な湯処と滋味豊かな郷土料理。味わうほどに美が磨かれる、奥飛騨の湯宿です。
夕食の主役は、味噌入りの割り下で飛騨牛を香ばしく仕上げ、郷土素材「こも豆腐」といただく「飛騨牛味噌すき鍋」。
「干し野菜と豚肉の味噌鍋」や「朴葉蒸し」など、ご当地の味が並ぶ朝食。乾燥食材と発酵食品で内側からの美肌づくりをサポート。
毎朝、中庭で実施される「現代湯治体操」。呼吸を意識しながら体を動かすことで血液循環を促す。
界 奥飛騨岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯138
TEL:050-3134-8092(界予約センター)
基本料金:露天風呂付き洋室(3名定員)1室2名利用で1泊2食付き1名3万7000円~
ご紹介した「特別室」は同4万3000円~
全49室IN15時/OUT12時
[泉質]ナトリウム・カルシウム―炭酸水素塩・塩化物温泉(中性低張性高温泉) /pH6.8
天然の保湿成分として肌の潤いを保つメタケイ酸と、殺菌・治癒効果があるとされるメタホウ酸を含み、優しい湯あたりで保湿と肌の健康維持に役立ちます。
※サービス料、入湯税、宿泊税などが別途かかる場合があります。表示されている宿泊料金は原則、シーズンの最低料金です(2025年12月5日現在の税込み価格より)。
料理は状況によって食材、盛りつけなど一部内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。(次回に続く。
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