〔特集〕ウェルネス温泉新時代「美・活・整」の湯宿へ 世界に誇る日本文化、温泉。日本人は古くから、自然の恵みである温泉を健康維持や治療にも利用してきました。特集では、温泉力の中でも「美肌」「活力」「整い」に注目。温泉の効能と極上の滞在を堪能できる、ウェルネス温泉宿をご紹介します。
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「美」の湯宿
しっとり、すべすべの素肌は昔から美人の条件でした。重曹や塩を含む温泉は、スキンケア効果の高い“美肌の湯”。まるでベールを纏ったような保湿力です。
こんこんと湧き出る山の名湯に肩まで浸かり、深呼吸。「美」の湯宿で、とっておきの贅沢な時間を過ごし、冬の乾燥しがちな肌にも心にも、ハリと潤いを与えましょう。
源泉かけ流しであつ湯とぬる湯を楽しむ
あらや滔々庵(とうとうあん)[石川 山代温泉]
“露天風呂付ツイン”の、豊富な源泉が引かれた露天風呂。山庭の四季折々の眺めとともに、静寂なひとときを満喫。
武将も魯山人も愛した名湯で肌と心を磨く
加賀前田藩の「湯番頭」として始まり、かの北大路魯山人が逗留したことでも知られる「あらや滔々庵」は名湯・山代温泉を代表する一軒です。

「豊富に湧き出る源泉は、何より私たちの宝物。その源泉をいかに五感で感じていただけるか、時代に寄り添う温泉のスタイルとは何かを、いつも考えています」(18代ご主人・永井隆幸さん)。「温湯」と「熱湯」を交互に楽しめるメディテーションバス「烏湯(からすゆ) 」も、そんな想いが込められて誕生したスペース。
開湯は神亀2(725)年という山代温泉。その源泉のミストに包まれるメディテーションバス「烏湯」は右が40~42度の「熱湯」、左が36~38度の「温湯」になっている。
もともと「美肌の湯」として知られる山代温泉ですが、温度の異なる温泉に交互に入ることで、血行促進や新陳代謝の向上なども期待できそう。いくつかの客室にも「熱湯」と「温湯」の2つの浴槽が段々に設けられており、ご自分のペースで交互浴を楽しむことができます。
代々の藩主ゆかりの特別室「御陣の間」の温泉は「熱湯」と「温湯」の二層仕立て。ソファに座るように温泉に浸かってほしいと、下の温湯は寝湯にも最適な高さに整えられている。魯山人好みのタイルも施された、山代温泉らしい空間。
ゆっくりと体を温めたら、北陸の旬の美味尽くしの料理で今度は心とおなかをほっこりさせて。五感すべてが幸せに満ちる時間をお過ごしください。
加賀らしい朱壁と漆塗りの柱が印象的な「御陣の間」のリビングルーム。魯山人も愛した空間という。
真冬の夕食の献立から「八寸」。焼きさばやかぶらずしなど、地元の野山と海の幸が並ぶ。魯山人好みの器は永井さん自らがチョイス。
お椀は「甘鯛のみぞれ椀」。体の中に染み込むような温かさ。
初代須田華の工房で若き日の北大路魯山人が手がけた「赤絵皿」も館内に展示。
あらや滔々庵石川県加賀市山代温泉18-119
TEL:0761(77)0010(代)
基本料金:1室2名利用で1泊2食付き1名5万6100円~
ご紹介した「御陣の間」は同8万9100円~
「離れ 有栖川」は同19万8000円~
全17室 IN14時/OUT11時
[泉質]ナトリウム、カルシウム 硫酸塩、塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)/pH7.82
豊富な湯量を誇る源泉をかけ流し。無色無臭で柔らかい肌ざわりは、まるで天然の化粧水のよう。美肌の湯、そして湯冷めもしにくい温まりの湯として知られています。
※サービス料、入湯税、宿泊税などが別途かかる場合があります。表示されている宿泊料金は原則、シーズンの最低料金です(2025年12月5日現在の税込み価格より)。
料理は状況によって食材、盛りつけなど一部内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。(次回に続く。
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