〔特集〕2026年開運祈願 ── 富士山から福来たる 「末広がり」の山容、日本一の高さが「繁栄」や「頂点」に通じることから、古くから“吉兆”とされてきた富士山。2026年の幕開けに際し、改めて日本の象徴であり、日本人の心の拠り所でもある霊峰富士の、霊験あらたかな力に触れることで、開運祈願をし、我が家に福を招きます。
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御利益あり
富士山を望む絶景の宿
遠くにうっすらと、あるいは一瞬だけちらっと見えるだけでも嬉しくなる富士山。その美しい姿を滞在中にたっぷり楽しめる特等席の宿を厳選してご紹介いたします。
富士山の山頂を仰ぐ絶景宿が誕生
GÔRA KADAN FUJI(強羅花壇 富士)[静岡・須走]
日本が誇る名店が集った、多彩なダイニング
バー、鉄板焼き、懐石料理の席が適度な距離感で配された、広々としたダイニング。すしとカウンター割烹は、少し奥まった扉の向こうに。食の喜びがワンフロアに溢れます。
名店「すし匠」の新たな拠点
富士 匠(フジ タクミ)
左・松前漬けの漬け汁でヅケにしたさわら。右・すじこの握り。発酵させた米に和がらしを加えたペーストがアクセントになり、濃厚なうまみが広がる。カウンター8席。
日本を代表するすし職人の一人である「すし匠」の中澤圭二氏が監修。赤酢と米酢のすしめしをネタによって使い分けるスタイルはそのままに、駿河湾を中心とした海の幸に熟成や発酵の技を加えた、多彩な13品のコースが味わえます。富士山の雪解け水で育てられた御殿場産のわさびも絶品です。
酢おぼろをちらしたこはだは赤酢の酢めしで。すべてのネタに異なる味つけが。
つけ場に立つ、大将の遠藤定雄さん。
「日本料理かんだ」が挑む鉄板焼き
FUJI KANDA(フジ カンダ)
右・やすませながらじっくり火を入れる。左・「テンダーロインの鉄板カツレツ」。奥は前菜。紅富士スモークサーモンにオリジナルのゴールデンキャビアをのせて。
ミシュラン3つ星を獲得し続ける名店「日本料理かんだ」の神田裕行さんが「今までにない鉄板焼きを」と挑戦するのは、前菜から始まる全13品。メインは、鹿児島県「浅沼畜産」が監修肥育し、厳選したハイブリッドビーフ。いわば、鉄板を介し、フレンチと日本料理が出合った至高のシェフズ・テーブルです。
目の前で調理されるのが、鉄板焼きの醍醐味。
富士の恵みを存分に味わえる
カウンター割烹
手前はまぐろのタルタルとキャビアがのった、ホテル名物の「まぐろのカツレツ」。「生魚が苦手な方にも喜んでいただけます」。奥は松茸の風味とだしの味わいが存分に楽しめる土瓶蒸し(季節の一例)。
「懐石料理 花壇」と併設のカウンター割烹を率いるのは、中田勇希総料理長。料理はすべて、だしの出方が抜群だという超軟水の富士山の伏流水を使用しています。メニューはなく、カウンターごしの対話によって旬を生かした最適なひと皿が差し出されるという、贅沢なひとときが楽しめます。
中田総料理長。
GÔRA KADAN FUJI静岡県駿東郡小山町須走110-1
TEL:0120-131-331(宿泊予約センター)
料金:1室2名利用で1泊2食付き1名6万7500円~ IN11時/OUT15時
ダイニング「富士 匠」
営業時間:12時~、18時~
定休日:月曜定休
昼のみビジター可(予約TEL:0550-75-5551)
料金:昼1万9360円
「FUJI KANDA」
営業時間:17時~
定休日:第2水曜定休
「カウンター割烹」
営業時間:18時~、19時~の2部制
定休日:水曜・木曜定休
※本特集で掲載している料金は、2025年11月10日現在のサービス料、税込みの価格です。宿泊料金には、都市により別途、宿泊税、入湯税がかかる場合があります。
料理等は状況により食材や盛りつけに変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。(次回に続く。
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