〔特集〕名門避暑地の「今」を楽しむ 美食とアートに集う 軽井沢 標高1000メートルの爽やかな空気のもと、喧騒から離れて静かに自然と親しむひとときは、軽井沢ならではの贅沢な時間。その一方で、リラックスしながらさまざまなジャンルの上質なエンターテインメントを楽しめるのも、名門避暑地らしい魅力です。音楽、スポーツ、ファッション、そしてアートと食……カルチャーを軸に豊かな交流が生まれ、世代や職業を超えて繫がる。軽井沢がもたらす心豊かな「夏」へとご案内します。
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美味なる「社交場」
レストラン最新案内
信州・軽井沢の土地を愛し、ここに集う人を愛する料理人が開いたレストランで、美味なる夏の思い出作りを。食通たちが今、注目する10軒にご案内します。
鄙と雅が融合する空間で和食を
小田井宿 豊庵(御代田)
“和食を通して豊かさを表現したい、豊かな時間を過ごしてほしい”。厨房に立つ五藤直人さんがそんな想いを込めて名付けた「豊庵」。
(右から)五藤さん、サービスはご両親の詔子さん・正己さんが担当。
旧中山道沿いにある築約60年の民家を生かした日本料理店です。
テーブル席も個室もある店内。
京都や東京で腕を磨き、長野や群馬の旅館で研鑽を重ねた五藤さんの料理は、旬の食材の魅力溢れる優しい味わい。「地産地消を意識しつつ、まずは素材を見て、心のままに調理をしています」。
夏野菜もたっぷりと添えられた「丸なすと甘鯛の揚げ出し」。
ご自身のコレクションである骨董の和食器やバカラなどの器使いも印象的。家庭的なサービスにもほっと和みます。
夏のコースから。オールドバカラには「とうもろこしのすり流し」を。
小田井宿 豊庵住所:長野県北佐久郡御代田町御代田1688-1
TEL:0267(31)6504
営業時間:12時~14時30分、18時~22時
定休日:火曜・水曜
予算:昼8800円、夜1万6500円
前日までに要予約
(次回に続く。
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