〔特集〕名門避暑地の「今」を楽しむ 美食とアートに集う 軽井沢 標高1000メートルの爽やかな空気のもと、喧騒から離れて静かに自然と親しむひとときは、軽井沢ならではの贅沢な時間。その一方で、リラックスしながらさまざまなジャンルの上質なエンターテインメントを楽しめるのも、名門避暑地らしい魅力です。音楽、スポーツ、ファッション、そしてアートと食……カルチャーを軸に豊かな交流が生まれ、世代や職業を超えて繫がる。軽井沢がもたらす心豊かな「夏」へとご案内します。
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美味なる「社交場」
レストラン最新案内
信州・軽井沢の土地を愛し、ここに集う人を愛する料理人が開いたレストランで、美味なる夏の思い出作りを。食通たちが今、注目する10軒にご案内します。
食通に愛される名店が、長年の夢の地に誕生
中国飯店 麗晶(軽井沢町)
1975年の創業以来、クオリティの高い中国料理とホスピタリティで多くの美食家の心を摑み、今や都内を中心に11店舗を展開する「中国飯店」。
2024年夏、創業当初から思い描いていた、軽井沢での開業が実現し、離山通り沿いに新店が誕生しました。
夜になると建物はライトアップ。
緑陰に包まれた壮麗な建物に足を踏み入れると、調度品や水晶の彫刻が飾られた、美術館のような空間が広がります。
1階にダイニング、2階に個室を備える。
メニューには「黒酢の酢豚」や「上海焼きそば」などの「中国飯店」名物はもちろん、軽井沢の食材を用いたオリジナル料理も豊富。なかでも信州産のくるみが香ばしい「大エビのくるみマヨネーズソース」はグランドメニューに昇格した人気のひと品です。
手前から「前菜の盛り合わせ」2640円、「大エビのくるみマヨネーズソース」1980円。ツルムラサキや原木しいたけなど信州産の野菜を、きのこの風味とうまみを凝縮させた調味料「自家製キノコXO醬」で炒めた「信州野菜の自家製キノコXO醬炒め」1650円。「信州和牛の本ワサビ炒め」3850円。
「軽井沢の新たな社交場として愛されるお店を目指していきたいです」と支配人の松本正嗣さん。
「中国飯店」の名物の一つ「フカヒレの濃厚壺煮込み」8800円。ほぐしたたっぷりのふかひれを上海式の醬油煮込みで濃厚な味わいに。
温かみのあるサービスに心を和ませながら、リラックスしたひとときをお過ごしください。
中国飯店 麗晶住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1265-31
TEL:0267(42)7788
営業時間:11時30分~14時30分、17時30分~20時30分(ともにLO)
予算:ランチ4180円~、ディナー8800円~ アラカルトあり
定休日:火曜(繁忙期は無休)
(次回に続く。
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