〔特集〕名門避暑地の「今」を楽しむ 美食とアートに集う 軽井沢 標高1000メートルの爽やかな空気のもと、喧騒から離れて静かに自然と親しむひとときは、軽井沢ならではの贅沢な時間。その一方で、リラックスしながらさまざまなジャンルの上質なエンターテインメントを楽しめるのも、名門避暑地らしい魅力です。音楽、スポーツ、ファッション、そしてアートと食……カルチャーを軸に豊かな交流が生まれ、世代や職業を超えて繫がる。軽井沢がもたらす心豊かな「夏」へとご案内します。
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美味なる「社交場」
レストラン最新案内
信州・軽井沢の土地を愛し、ここに集う人を愛する料理人が開いたレストランで、美味なる夏の思い出作りを。食通たちが今、注目する10軒にご案内します。
地野菜の滋味を “窯焼き” で引き出す
エンボカ追分(追分)
長年、旧軽銀座の顔として親しまれたピザ店「エンボカ」が追分に移転して、1年が経ちました。手作りの窯、野菜の姿かたちを生かした遊び心あるインテリアなどはそのままに、メニューは窯焼きと野菜の2点にフォーカスしたコースにリニューアル。
オーナーの今井ほのよさん、シェフの金井シェィさん、ソムリエールの恩田優奈さんと息の合ったチームでもてなす。
軽井沢や佐久でその日の朝採れたばかりの旬野菜を主役にして、蒸す・焼く・燻すなど窯の特性を生かした多彩な手法で料理を仕上げていきます。
ヤングコーンやアメーラトマト、キャベツなど、窯焼きにするとそれぞれの味わいが端的にわかる。
気鋭のシェフのきめ細かい火入れで、それぞれの野菜の持ち味を引き出す「旬の窯焼き野菜」、パリッとした表面とジューシーな肉の味わいが絶妙な「地元牛肉の窯焼き」、そしてもちろん締めくくりは野菜のピザ。
メイン料理は信州牛に柿と自家製醬油麹のソースを添えて。
繊細な香りと甘みを持つ国産小麦粉を使い、30時間かけて仕込んだ生地はもっちりとした口あたりで野菜との相性も抜群です。
締めのピザは6種類からチョイス。夏のおすすめは彩りも美しい「オクラとプチトマトのハーフ&ハーフ」。
長野県産のワインやビールとともに、地元の旬香るマリアージュをお楽しみください。
エンボカ追分住所:長野県北佐久郡軽井沢町追分641-2
営業時間:18時~(一斉スタート)
予算:ディナーコース1万1800円~
定休日:月曜・火曜
要予約(HP:
www.enboca.jp からのみ受け付け)
(次回に続く。
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