〔特集〕名門避暑地の「今」を楽しむ 美食とアートに集う 軽井沢 標高1000メートルの爽やかな空気のもと、喧騒から離れて静かに自然と親しむひとときは、軽井沢ならではの贅沢な時間。その一方で、リラックスしながらさまざまなジャンルの上質なエンターテインメントを楽しめるのも、名門避暑地らしい魅力です。音楽、スポーツ、ファッション、そしてアートと食……カルチャーを軸に豊かな交流が生まれ、世代や職業を超えて繫がる。軽井沢がもたらす心豊かな「夏」へとご案内します。
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美味なる「社交場」
レストラン最新案内
信州・軽井沢の土地を愛し、ここに集う人を愛する料理人が開いたレストランで、美味なる夏の思い出作りを。食通たちが今、注目する10軒にご案内します。
地域内外の吟味した食材と我が家のようにくつろぐ
Ha-Na-Re(中軽井沢)
店には、丁寧な処理・保存をされた神奈川・三浦の魚介類、岩手の短角牛、北海道の仔羊、能登島高農園の野菜など全国各地から食材が届く。すべてシェフ自身が現地に足を運んで吟味した生産者のものばかりだ。
しなの鉄道「中軽井沢駅」から5分ほど歩くと、瀟洒な一軒家レストランが見えてきます。
自然豊かで静かなエリアだが、駅も近く、アクセスも良好。車を使わずに足を運べる貴重な一軒。
店から一歩出れば、きらめく湯川の流れと風に揺れる山野草、空の広さも申し分なし。「この風景に一目惚れしました。自分の店を開くならと思い描いていた、まさに理想の場所です」とオーナーシェフの近谷雄一さんは目を輝かせます。
湯川べりはクレソンなど山野草の宝庫。娘さんと一緒にわさびやクレソンを摘むのが、近谷さんの日課であり至福のひととき。
長年東京で料理長を務め、2024年夏にこの地に開業。「場所は移っても、僕が思っていることは常に同じです。お客様に寄り添う料理を作りたい、そしてお客様と生産者を繫ぐレストランでありたいのです」。
東京時代から深い信頼関係で結ばれた全国の生産者からの食材に、長野で出合った野菜・果物、自らが摘むハーブなどが加わり、近谷さんのお料理はますますおいしくパワーアップ。
岩手の短角牛のリブロースを炭火でグリルした「短角牛のビステッカ」。白いんげん豆と雑穀のラグーを添えて。
「離れた所にあるご自身のダイニング。そんな気分でお越しいただけると嬉しいです」。
デザートのパンナコッタには、庭で育てている黒文字を使用。佐久穂の農園の紅玉りんごのジェラートとジュレとともに。
ハナレ住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉3116-9
TEL:0267(41)0987
営業時間:11時30分~13時、18時~21時(ともにLO)
予算:ランチ6600円~、ディナー8800円~
定休日:8月は木曜・金曜、通常は日曜・月曜
要予約
(次回に続く。
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