軽井沢で活躍する「食のプロ」が集う
「始まりは、ハンターの菊地さんが持ってこられた鹿肉の勉強会からでした。地の食材、テロワールを学べる場があるといいねと意見が一致して」(藤田さん)。
かくして、美食の地・軽井沢で第一線で活躍するシェフや生産者が多忙な合間を縫い、サロンのキッチンに集結する「料理人の集い」が不定期にスタート。
前列右から時計回りに鈴木さん、小沼さん、福本さん、芝さん、藤巻さん、三石さん、藤田さん、菊地さん。
「刺激を受ける時間です。自分の店も2025年6月にリニューアルオープンをしたばかり。とにかくやりたいことを目指して、進み続けるだけです」──鈴木夏暉さん(「レストラン ナズ」オーナーシェフ)
「フランス料理も時代に寄り添うことが必要。忙しいシェフ同士が語り合える素晴らしい機会です。藤田さんのご尽力に頭が下がります」──小沼康行さん(「プリマヴェーラ」「ピレネー」グランシェフ)
「点心の作り方を教えてもらったり、ジビエを取り巻く環境を伺ったり。食にまつわるあれこれが聞ける、有意義で何より楽しい時間」──福本啓太さん(「くつかけステイ 中軽井沢」統括総料理長)
「フランスの修行時代、休日に仲間とワインを傾け、料理談義でお互いを高め合っていたことを思い出す会です」──芝 宝洋さん(「ルジェンド軽井沢」エグゼクティブシェフ)
「軽井沢出身なので、自分でどんどん地元の魅力や素材を発信したい。先輩方とフランクにお話しできてとても勉強になります」──藤巻雄也さん(「くつかけステイ中軽井沢」料理長)
「いつも一人で仕事をしているので、ほかのシェフの仕事や考えに触れられるのは嬉しいですね。畑の話で盛り上がれるのも料理人同士だからこそ」──三石温士さん(出張料理人)
「どんな場所で育ち、何を食べてきた鹿や猪なのかも大事だとシェフたちから教えてもらい、意識して狩猟するようになりました」──菊地哲也さん(ハンター)
気になる食材を試食したり、他分野の料理を習ったり、もちろん昨今の食材状況や町の変化などの情報交換も。
その場で作った料理や持ち寄ったアイテムが自在に並ぶ。本日は芝さん持参のアペリティフや藤田さんの夏色ちらし寿司など。
「今日は “信州大王イワナ” を和風にしようかな」と手早く仕上げる三石さん。
開明的で刺激的なこの時間が、軽井沢の食のシーンの発展に一役買っていることは間違いありません。
(次回に続く。
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