松下奈緒さんが訪ねる倉敷。大原美術館で文化の礎を築いた先人の思いに触れる

作庭家、7代目小川治兵衛が手がけた名庭
【新渓園】

大原美術館に隣接する日本庭園。1893年、美術館を設立した大原孫三郎の父、大原孝四郎の還暦記念に別荘として造営され、孝四郎の雅号の “新渓” から命名。池泉回遊式庭園の作庭は京都の名作庭家、7代目小川治兵衛によるもので、秋は紅葉の名所としても親しまれています。美術鑑賞の後にゆったりと時間を過ごしてみては。

住所：岡山県倉敷市中央1-1-20
TEL：086（422）0338
開園時間：9時～17時

休園日：年末年始
入館料：見学無料

装いも新たに甦った倉敷の新名所
【児島虎次郎記念館】

大原美術館の別館として2025年4月3日にグランドオープンした「児島虎次郎記念館」。大原美術館の所蔵品収集に貢献した洋画家の児島虎次郎の代表作「初秋」など15件の絵画や、彼が海外で集めた古代エジプトや西アジアなどの美術品が展示収蔵されています。こちらは、1922年に竣工した旧第一合同銀行倉敷支店の建物で、大原美術館本館と同じく薬師寺主計が設計した優雅な佇まいです。

住所：岡山県倉敷市本町3-1
TEL：086（422）0005
開館時間：10時～16時（3月～11月）、～15時（12月～2月）
休館日：月曜（祝日は開館、7月下旬～8月は無休）、臨時休館あり
入館料：2000円（美術館共通）

（この特集の記事一覧はこちらから＞＞）