〔特集〕[香川・岡山・広島・愛媛]初夏の海街へ 瀬戸内ブルーに涼を求めて 瀬戸内にはいくつもの「特別」があります。穏やかな海に島々が浮かぶ大らかな絶景、取れたての夏の美味、人気ホテルの眺めのいい部屋、神宿る清浄なるパワースポット……。たくさんの魅力の中から、厳選してお届けします。俳優・松下奈緒さんの倉敷美観地区の旅もお楽しみください。
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神宿る地で気をいただく
香川県観音寺市にある高屋神社本宮の「天空の鳥居」。鳥居越しの絶景が四国八十八景にも選ばれたパワースポットで、標高404メートルの稲積山の頂上に立っている。撮影/森山雅智
海と山の神様に旅の安寧を祈る
大山祇(おおやまづみ)神社【愛媛 大三島】
2010年に再建された高さ12メートルの総檜造りの総門をくぐると、楠の豊かな緑と、本殿に続く掃き清められた石畳。実に清々しい空気に包まれます。
神紋が描かれた門幕がたなびく総門から境内を見る。事業や農業の神様としてもあつく信仰され、地元では「三島明神」「大三島さん」とも呼ばれ、親しまれている。
愛媛県の最北端であり、瀬戸内海のほぼ中央に位置する大三島に鎮座する大山祇神社。日本総鎮守(日本のすべての氏神様)と尊称され、大正時代には四国で唯一、全国6社の国幣大社のうちの一社に列せられました。ご祭神は、大山積大神(おおやまづみのおおかみ)。
拝殿。
拝殿の奥にある三間社流造(さんげんしゃながれづく)りの本殿。ともに室町時代に再建されたもので、国指定重要文化財。
「山の神、海の神、酒造りの神、そして戦の神としても崇敬されてきました。そのため、古来さまざまな武将が武具を奉納し、勝利を祈願しました」と三島安詔(やすのり)宮司。それらが宝物館に展示されています。
大山祇神社82代目、三島安詔宮司。地域活性化のための活動も熱心に行う。
樹齢2600年を超えるとされるご神木をはじめ、境内には楠の大木、古木も数多く、聞こえるのは、木々のざわめきと、鳥の鳴き声のみ。
ご神木「乎知命御手植(おちのみことおてうえ)の楠」。境内には約200本の楠の群生があり、「大山祇神社のクスノキ群」として国の天然記念物に指定されている。
おのずと神の気配が感じられ、感謝と祈りの気持ちが満ち溢れます。
神社の紋である神紋の隅切折敷縮三文字(すみきりおしきちぢみさんもんじ)があしらわれた瀬戸内ブルーが涼やかなお守り。初穂料1000円。
大山祇神社住所:愛媛県今治市大三島町宮浦3327
TEL:0897(82)0032
開所時間:日の出頃~17時 無休
入場料:無料(宝物館は1000円ほか)
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