〔特集〕日本各地の絶景と美味に出合う “海山”列車の旅 列車といえば“移動のための手段”と思いがちです。しかしラグジュアリー感溢れる豪華列車をはじめ、地元の美味やフレンドリーな“おもてなし”を提供する列車など、「乗ること」そのものが目的となる特別な列車が、日本には150以上もあり、世界からも注目を集めています。今年の初夏は、そんな個性溢れる列車に乗って各地の魅力を堪能する旅に出掛けませんか。
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〔九州列車〕
進化を続ける「クルーズトレイン」で極上の旅時間を【ななつ星 in 九州】
緑や空の色に美しく映えるロイヤルワインレッドの車両には、高い技術力を持った職人が揃う北九州の会社「鎚絵(つちえ)」が手がけた立体的なエンブレムが。「あらゆるところに贅を尽くした、まさしく夢の列車」と賀来さんも佇まいの美しさにほれぼれ。ブラウス90万9700円 パンツ19万9100円 バッグ41万8000円 靴12万1000円/すべてラルフ ローレン コレクション(ラルフ ローレン) イヤリング70万4000円 リング(右)56万6500円 (左)41万6900円/ すべてTASAKI
賀来千香子さん(かく・ちかこ)18歳でスカウトされファッション誌モデルとして芸能活動を始め、1982年にドラマ『白き牡丹に』で主演デビュー。以来テレビ、映画、舞台、雑誌 、MCなど出演多数。現在はBS朝日『あなたの知らない京都旅~1200年の物語~』の旅人のレギュラーとしても活躍中。
「素敵な出会いが重なるほど心に残る旅になる」
賀来千香子さん
日本が世界に誇るクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」には、九州のあらゆる魅力が詰まっています。
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賀来千香子さんの「ななつ星 in 九州」の旅をフォトギャラリーで見る→
3泊4日のツアーは春・夏が「霧島コース」、秋・冬が「雲仙コース」。そのほか1泊2日の「九州周遊コース」も(2025年4月現在)。
車窓を流れるのは雄大な山々、のびやかな海岸線、穏やかな里山など見飽きることのない自然。九州7県の伝統工芸が随所に施されたエレガントな車内、そして地元の旬の素材がきらめく珠玉の料理の数々──。
7号車にあるデラックススイート2室を含め、列車内には10の客室が。福岡県特産工芸品の大川組子などを使った、温もりある空間。
2022年秋にはリニューアルされ、新たに立礼のお茶室やバー、ギャラリーショップも登場。乗車するゲストも1ツアーで最大10組20名となり、より多彩かつパーソナルに豊かな旅の時間を過ごすことができるようになりました。
“ななつ星スタイル” のお点前でお茶がいただけるお茶室。八女の抹茶のお薄が唐津焼の器などで供される。車中で過ごす静かなひととき。
「ここに身を置くだけで、九州の深い歴史と文化が伝わってくるようです」と語る賀来千香子さんは今回が2度目の「ななつ星 in 九州」の旅。
「クルーの皆さんがいつも見守ってくださる安心感も、数々の繊細なアート作品も、そして車窓から見た錦江湾越しの迫力ある桜島の姿もずっと忘れられなくて。2回目だけど『ただいま!』という気持ちです」。
車窓からの風景で特にお気に入りだという桜島のベストビューポイントをクルーに尋ねる賀来さん。「老若男女、どんな方でも安心してくつろげるのは、笑顔を絶やさないクルーの皆さんのこまやかな心配りがあるからですよね」。
今回も車内クルーの温かな笑顔がお出迎え。土地ごとの魅力から車窓のシャッターチャンスまで、さりげなく伝えてくれるのも実に嬉しいサービスです。
「ずっと景色を見ていても全然飽きなくて自分でも驚いています(笑)。知らない自分を発見できるのも旅の醍醐味ですね」と賀来さん。
「心のこもったおもてなしを受けながら、流れる風景を見る幸せ。旅って、素敵な笑顔、素敵な風景に出会うごとに、どんどん思い出深いものになっていきますよね」。
今回の「ななつ星 in 九州」での時も賀来さんの心に深く刻まれたようです。