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中世の栄華を今も守る街、フィレンツェ。美しさの理由は“ミズーラ・ウマーナ”にあり

「心に響くイタリアの絶景」第3回(全7回) 初めてイタリアを訪れたとき、だれもが衝撃を受けたのではないでしょうか。栄華を誇ったローマ帝国時代からの歴史的建造物、ルネサンス発祥の地ならではの芸術文化、ダイナミックな自然とそこに共存する小さな村と人々の営み……。一度目にしたら忘れられない、ふたたび訪れることを思い願う、イタリアのとっておきの“絶景”へご案内します。前回の記事はこちら>>

中世の栄華を今も守る街全体が世界遺産

フィレンツェ
フィレンツェが発展したのは、メディチ家が大いに繁栄したのと同時期、14世紀から15世紀にかけて。ドナテッロ、ボッティチェッリ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロらがルネサンス=文芸復興をリードし、フィレンツェには多くの天才たちが生まれた。市内南部にある高台、ミケランジェロ広場から見下ろす絶景は、その当時からほとんど変わっていない。街に夕闇迫る頃広場に上がれば、ルネサンスの偉人たちも毎日眺めたであろう、美しくスペクタクルな夕景が今も“花の都”を包み込む。

フィレンツェ

「イタリアをあちこち旅する機会は多いのですが、フィレンツェに帰ってくるたびその美しさをあらためて実感します。それはイタリア人が“ミズーラ・ウマーナ”=人間的サイズと呼び、中世以来規模的にも構造的にも人間のことを考えて作られた街だからです。」池田匡克さん(ジャーナリスト)

撮影/南川三治郎 取材・文/池田匡克

『家庭画報』2020年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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