南アフリカの動物保護区に建つサファリ・ロッジで大自然を独り占め

下でご紹介している豪華ロッジ「ジャブラニ」が主催するゲームドライブ。ほかのロッジとは一線を画す贅沢さで、グループごとにレンジャーがつき、朝夕の好きな時間に好きなだけ連れ出してくれます。レンジャーは南アフリカフィールドガイド協会の認定を受けており、動物との適切な距離を保ち、足跡を見極めながら、動物の気配を瞬時に感じ取れるので、安全で確実なドライブが可能です。ジャケット17万9000円　Tシャツ1万8000円／ともにラルフ ローレン コレクション（ラルフ ローレン）　ブレスレット4万円／ペリーニ（日本橋三越本店 本館3階ミグジュアリー）　イヤリング、スカーフ／スタイリスト私物

旅する人：高橋ひとみ（たかはし・ひとみ）さん
寺山修司演出の舞台オーディションに合格し芸能界入り。以来、舞台、映画、ドラマなどで幅広く活躍中。2015年に南アフリカ観光親善大使に就任し、同国の魅力を伝えるイベントなどにも出演している。

野生動物を間近で観る感動──カパマ私営動物保護区

南アフリカでの旅の最大の魅力といっても過言ではないのが、“ゲームドライブ”です。


レンジャーが運転する四輪駆動車に乗り、動物たちのすぐそばまで近寄って、野生の姿を観察する──どんな動物に出合えるかは運次第なので、出合えたときの感動はひとしおです。

悠々と歩くキリン、のんびりとくつろぐライオンやヒョウなど、日常では決して観ることのない、野生動物の本来の姿。息をのむほどの体験となるでしょう。

サイ Rhinoceros

ゾウ Elephant

ヒョウ Leopard

ライオン Lion

バッファロー Buffalo

“ビッグ5”を探しにドライブ

ゲームドライブのハイライトはビッグ5を見つけること。ビッグ5とは、サイ、ライオン、ヒョウ、ゾウ、バッファロー。狩猟が行われていた時代に、最も危険な大型動物だったことが由来です。

なんとこの取材では、広大な野生の王国で、一度のドライブですべてを制覇し、カメラに収められるという奇跡が起きました。

カパマ私営動物保護区／Kapama Private Game Reserve
アフリカ有数の規模を誇る鳥獣保護区「クルーガー国立公園」に隣接した私営動物保護区。約1万3000㌶にも及ぶ動物の王国で、私営区のため、道なき道を車で駆け抜けることができます。ビッグ5の生息地としても有名です。



｢ジャブラニ｣最大の魅力はアフリカゾウとの出合い
ジャブラニでは現在、命の危険にさらされたゾウを16頭保護しています。人間に保護されたゾウは、野生になじめず人との暮らしを選ぶそう。写真は、日没時に水辺でゾウの行進が見られる1シーン。ジャブラニの滞在費にはゾウの飼育費が含まれています。滞在がゾウの保護につながると思うと、温かな気持ちになります。

スモールラグジュアリーなロッジで大自然を独り占め──ジャブラニ

上でご紹介したカパマ私営動物保護区に、家族経営のサファリ・ロッジ、「ジャブラニ」があります。ジャブラニとは、現地の言葉で“幸福”という意味。1997年、沼に落ちて動けなくなった1頭の仔ゾウを保護し、ジャブラニと名づけたのが由来です。

わずか7棟の客室が点在するロッジは静かそのもの。聞こえるのは鳥のさえずりや、日陰を求めて現れるキリンやシカたちの足音のみ。

ほかのロッジでは叶わない保護ゾウとの交流、敷地内の池に水を求めてやってくる動物を眺めながらのサンダウナー、満天の星を見上げてのディナーが体験でき太古から変わらない動物の楽園にいることを実感する滞在は、必ずや一生の思い出となることでしょう。



「テラスでは大地の香りがたっぷり感じられます」
ジャブラニのダイニング棟から続くテラスにて。もともと生えている樹木を生かしてテラスと自然が緩やかに繫がり、森の中にいるような幸せな気分に浸れます。トップス6万2000円　パンツ8万1000円　スカーフ7万3000円　サングラス2万6000円（参考価格）／すべてマックスマーラ（マックスマーラ ジャパン）　ネックレス5万5000円　イヤリング14万円　バングル17万円／すべてドナテラ・ペリーニ（日本橋三越本店 本館3階ミグジュアリー）　シューズ／スタイリスト私物

ジャブラニ／Jabulani
客室、レセプション、ダイニングが敷地内に点在。保護しているゾウと間近で出合えるアクティビティもあります。
住所：Kapama Private Game Reserve, Hoedspruit,Limpopo Province 1380
TEL：+27（0）12 460 5605
URL：jabulanisafari.com