• TOP
  • 海外
  • サンフランシスコから日帰りで巡る!カリフォルニアの知られざる“大自然”スポットへ

海外

サンフランシスコから日帰りで巡る!カリフォルニアの知られざる“大自然”スポットへ

2020.01.30

  • facebook
  • line
  • twitter

いま再発見する、カリフォルニアの魅力(第1回) 豊かな自然にアクティビティ、地元の食材を使ったグルメ……と、多彩な魅力に溢れるカリフォルニア。その広さゆえにアクセスが不便と思われがちですが、実は、玄関口・サンフランシスコから日帰りで行けるエリアに、多くの穴場スポットが隠れていることをご存じですか? 「自然」と「グルメ」を軸に、サンフランシスコから日帰りで回れる旅の目的地をご紹介します。


サンフランシスコのシンボル、ゴールデン・ゲート・ブリッジは、サンフランシスコと北のマリン郡をつなぐ全長2737mの吊り橋。マリン郡は、本記事でご紹介する「ミュアウッズ国定公園」や「ポイントレイズ国定海岸」をはじめ、大自然を体感できる場所に溢れている。©Anuschka Schneider

都市と自然が共存するカリフォルニアへ。サンフランシスコから1日で巡る自然とグルメの旅


「カリフォルニア」と聞いて、どんなことを思い浮かべますか? 南北に広がる地形による雄大で変化に富んだ自然に、上質な食材をいかしたグルメ。ワインも、カリフォルニアを語るうえで外せないキーワードですね。


多種多様な魅力を擁するカリフォルニアは有数の人気観光地ですが、アメリカ第3位の面積を誇る広大さから「移動が大変」「観光に時間がかかる」というイメージをお持ちの方もいることでしょう。



本記事でご紹介する目的地は、サンフランシスコを中心に数時間で巡れる場所ばかり。なお、地図にある「ローダイ」は2月6日公開予定の記事でご紹介します。

しかし、都会のサンフランシスコから日帰りで行ける距離に、自然を満喫できる隠れた名所が多く待っていることは、あまり知られていないかもしれません。

樹齢数百年のレッドウッドの原生林や、どこまでも広がるパノラマのオーシャンビュー、ダイナミックな岩山……。都心からわずか数時間で大自然に触れ合えるのは、自然と都市が共存するカリフォルニアならではの醍醐味です。

本記事では、サンフランシスコを拠点に1日で巡ることのできる、穴場のネイチャースポットをご紹介します。

1.ミュアウッズ国定公園




レッドウッドの樹々がうっそうと生い茂る「ミュアウッズ国定公園」。光に透ける緑のグラデーションが美しい。

樹齢数百年のレッドウッドの森で、森林浴に癒やされる


サンフランシスコの北側、ゴールデン・ゲート海峡にかかるゴールデン・ゲート・ブリッジを渡り、そのままマリン郡を北へ進むこと約20km。「ミュアウッズ国定公園」には、にぎやかなサンフランシスコから車でわずか30分の距離であるとは思えない、深い森が静寂とともに広がっています。

この原生林を形成しているのは、1800年代以前に育った古代レッドウッド。レッドウッドとは、スギ科セコイア属の針葉樹です。北カリフォルニアの海岸部はかつて、レッドウッドの森に覆われていましたが、1800年代後半に伐採により大部分が失われました。



原生林の成り立ちや、森で暮らす動植物について、レンジャーによる簡単なレクチャーが1日に数回行われる。開催時間は、公園入り口にあるセンターで確認を。

レッドウッドの原生林の最後の砦


ここミュアウッズは、地元の実業家ウィリアム・ケントと妻のエリザベス・サッチャー・ケントが、森を守るために一帯の土地を購入。約119ヘクタールもの広さの森林を政府に寄付しました。その後、1908年にセオドア・ルーズベルト大統領により国定記念物に指定され、今ではレッドウッドの原生林が残る最後の場所として知られています。



空一面を覆うように茂るレッドウッドの樹々。

気軽に散策を楽しめる


樹齢600年以上の木が今でも数多く残り、その高さは約80m以上にも及ぶそう。青空へ向かってどこまでもまっすぐに伸びる樹々を見上げれば、その力強くもすがすがしい様子に思わず胸いっぱいに深呼吸したくなります。

森の一部を周遊する遊歩道が整備されており、アウトドア初心者でも気軽に散策を楽しめます。遊歩道は、30分~1時間30分の複数のルートがあります。



森は人間の手をなるべく加えずに、そのままの姿で保護されている。

春~秋はシャトルバスが運行


3月~10月には、サンフランシスコから程近い港町・サウサリートからのシャトルバスが運行するので便利。レンタカーなど車で訪問する際には、オンラインで駐車場の事前予約が必要です。

Muir Woods National Monument
(ミュアウッズ国定公園)


Mill Valler, CA 94941-2696
電話 +1 (415) 388-2595
https://www.nps.gov/muwo
※駐車場のオンライン予約はこちらから。

2.ポイントレイズ国定海岸




どこまでも続く海岸線に大波が打ち寄せる様子は、日本では決して出合えない壮大な景色。©Dennis Anderson

見所は130km続く海岸線。規格外の大自然に圧倒される


ミュアウッズ国定公園で日常の疲れをリフレッシュしたら、次の目的地へ。さらに北西に向かって、太平洋沿いに進むこと車で約30分。「ポイントレイズ国定海岸」は、サンフランシスコから車で1時間の距離ながら、手つかずの大自然を体感することのできるネイチャースポットです。



地域内には、テュールエルク(アメリカアカシカの仲間)の保護地区がある。運が良ければ群れに出合えるかも。©Deborah J Albre

広大な岬に生息する1500種以上の動植物


ポイントレイズ国定海岸として指定されているのは、太平洋に突き出したような三角形をした、2万8000ヘクタールを超える広大な岬。ここで出合えるのは、130kmにも及ぶ海岸線の圧倒的な眺めを筆頭に、森林や湿地など多様な地形、野生植物やテュールエルク(アメリカアカシカの仲間)など1500種類以上の動植物……。ドライブにハイキング、キャンプなどアクティビティも満載で、アウトドア派はもちろんインドア派も心が揺さぶられること間違いなしの、“規格外”な自然が待っています。



レンジャーのカルロさん。ビジターセンターでは経験豊富なレンジャーに細かなことまで相談できる。

春のトピックはホエールウォッチング


非常に広大なので、どこを訪ねるか、事前に計画を立てておくと安心です。地域の入り口にある「ベアバレービジターセンター」には、精通したレンジャーが駐在しているので、相談するのもよいでしょう。

これからのシーズンにおける見所は、ホエールウォッチング(例年1月~4月中旬)や、春にベストシーズンを迎える野生植物の開花です。

Point Reyes National Seashore
(ポイントレイズ国定海岸)


1 Bear Valley Road Point Reyes Station, CA 94956
電話 +1 (415) 464-5100
https://www.nps.gov/pore/index.htm

3.エンジェルアイランド ティブロン フェリー




夕暮れ時のゴールデン・ゲート・ブリッジを楽しめる「サンセット・クルーズ」は、1時間30分ほどかけてサンフランシスコ湾を周遊する。大人1名30ドル~。

マジックアワーの幻想的な風景に酔いしれる


マリン郡からゴールデン・ゲート・ブリッジを渡ってサンフランシスコへ帰る前に、夕暮れの頃に立ち寄りたいのが、港町ティブロンを出発地とするクルーズです。

ティブロンは、サンフランシスコから北にゴールデン・ゲート・ブリッジを渡ってすぐにある、サンフランシスコ湾に面した小さな港町。凪いだサンフランシスコ湾の、地中海を思わせる開放的な雰囲気と相まって、リゾート地として地元でも人気上昇中のエリアです。



船から見渡すサンフランシスコの街。

サンフランシスコ湾をクルーズで周遊


このティブロンを拠点とするクルーズ会社「エンジェルアイランド ティブロン フェリー」では、サンフランシスコ湾を巡るクルーズプログラムを提供しています。ゴールデン・ゲート・ブリッジやサンフランシスコの街、観光スポットとして有名なアルカトラズ島などを眺めながら、サンフランシスコ湾を周遊します。

青空のもと日中のクルーズも爽快ですが、一番のおすすめは夕暮れ時。刻々と色を変える空を背景に、サンフランシスコの街やゴールデン・ゲート・ブリッジが見せるドラマティックな表情に出合えることでしょう。



船をいとも軽やかに操縦するクルー。船から見える島々やサンフランシスコ湾の歴史を教えてくれる。

クルーズのコースは複数あり、内容によっては特別なプログラムを組んでもらうことも可能です(要相談)。

Angel Island Tiburon Ferry
(エンジェルアイランド ティブロン フェリー)


電話 +1 (415) 435-2131
https://angelislandferry.com
  • facebook
  • line
  • twitter

12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2024 / 03 / 29

他の星座を見る

12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2024 / 03 / 29

他の星座を見る

Keyword

注目キーワード

Pick up

注目記事