〔特集〕次世代に伝え継ぎたい 桜絶景を求めて 日本が世界に誇るべき「美しい桜の風景」は、そのどれもがそれを守ろうとする人々の確かな意志によって支えられています。将来の日本人の美意識のために次世代に伝え継ぎたい桜絶景はどこか。長年、桜名所や桜を守る人々を取材してきた家庭画報本誌が、現在の手入れ・管理状況なども踏まえつつ、改めて桜の専門家とともに「新・桜100景」として厳選し紹介します。
・
特集「桜絶景を求めて」の記事一覧はこちら>>>
独特な桜景色がそこに
桜を求めて“済州島”を旅する
韓国南端の島、“韓国のハワイ”と称される済州(チェジュ)島。韓流ドラマにも頻繁に登場するこの島は、春には桜色に包まれます。独自の歴史と文化、火山島特有の地形と結びついた桜絶景と美食を楽しみに、日本から一番近い海外のリゾート島へ出かけてみませんか。
桜と菜の花のハーモニーを楽しむ約10キロのドライブコース
鹿山路(ノクサンロ)
約10キロにわたって桜と菜の花が続く、済州島屈指のドライブコース。火山島である済州らしい自然景観も楽しめる。
済州島では、桜の淡いピンク色とともに、菜の花の黄色が高らかに春の訪れを告げます。山村暮鳥の詩「風景 純銀もざいく」さながらの“いちめんのなのはな”が広がる菜の花畑は国内からも多くの人が集まり、菜の花祭りが開かれます。
春を象徴するこの2つの花が、ここでは同時期に満開を迎えます。なかでも、桜並木の足もとに菜の花が植えられた「鹿山路」は、ピンクと黄色の美しいボーダーが約10キロも続く人気のドライブコース。「韓国の美しい道100選」にも選出されています。市街地から車で40分ほどの位置にありますが、開花シーズンは路上駐車や徐行する車が多いため、大渋滞することもあるそう。平日の訪問をおすすめします。
今年の干支、馬と桜を同時に楽しめるスポット
済州馬体験公園(チョランマル体験公園)
約10キロにわたって桜と菜の花が続く、済州島屈指のドライブコース。火山島である済州らしい自然景観も楽しめる。
この「鹿山路」沿いには、「済州馬体験公園」があります。公園内から桜と菜の花が垣間見える、併せて訪ねたいスポットです。済州島は、朝鮮時代、王に献上する馬の育成地だったそう。済州島原産の済州馬(チョランマル)は、首が太く、足が短く、丈夫で病気に強い馬種。約600年の歴史をもつこの済州馬にまたがり、初心者でも草原や森を散策する乗馬体験ができます。
済州島では、ピクニックシートを敷いてお弁当を食べたり宴会をしたりといった、日本風の花見をすることはあまりありませんが、満開の桜を景色として楽しみながら、名物のあわびのキムパッ(海苔巻き)や、オメギトック(きな粉や小倉餡をまぶした粟餅)などを味わえば、日本とはまた違った、済州島ならではの花見の宴が楽しめます。
今回ご紹介している済州島・桜名所の詳細はこちらから[VISIT JEJU]済州観光公社が運営する公式観光情報ポータルサイト※本特集の換算レートは、100ウォン=約11円(2026年2月1日時点)(次回に続く。
この特集の記事一覧はこちらから>>)