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英国大使公邸でクリームティーをいただきながら。VisitBritainのポール・ガウガー氏にきく、2026年英国観光の見どころ

2026.01.23

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日本人にとって英国は魅力的な旅先の一つで、年間20万人を超える人が訪れています。昨年末に英国観光のプロモーションのために来日したポール・ガウガー(Paul Gauger)氏は、VisitBritain(英国政府観光庁)で、東アジア、北南米、オセアニアを担当しています。2026年に英国で行われる注目のイベント、訪れるべきスポットについてうかがいました。

日本から英国への観光客誘致を担当する、英国政府観光庁のポール・ガウガー氏。駐日英国大使公邸のライブラリーにて。

日本から英国への観光客誘致を担当する、英国政府観光庁のポール・ガウガー氏。駐日英国大使公邸のライブラリーにて。

2026年注目のイベントは、エリザベス2世女王の生誕100周年

「英国には記念日、イベントが数多くありますが、2026年の最大のイベントは、エリザベス2世女王の生誕100年です。ロンドン市内にはたくさんの魅力的な公園があり、日本の方にも人気のヒーリングスポットになっていますが、そのうちの一つ、リージェンツ・パーク内に新しいフラワーガーデンができ、記念碑が建てられるというプロジェクトがあります。また、映画『ハリー・ポッターと賢者の石』が制作されてから25周年を迎える年でもあります。『スターリング・グレート・ブリテンズ(Starring GREAT Britains)』と名付けられたキャンペーンでは、観光客に映画のロケ地として使われた場所を訪れていただくプロモーションを展開しています。特におすすめは、『ハリー・ポッター』シリーズに登場するオックスフォード大学のボドリアン図書館、テムズ川にかかるミレニアムブリッジ、次が最終作となる『ダウントン・アビー』の撮影場所のハイクレア城、シェイクスピアの家族の物語『ハムネット』の舞台となったウェスト・ミッドランズのヘレフォードシャーなど。2月公開の『嵐が丘』はイギリス北部のヨークシャーで撮影されました。ほかにも、ジュリア・ロバーツが主演した『ノッティングヒルの恋人』の撮影場所となったノッティングヒルは今も多くの人が訪れますし、『007』のジェームズ・ボンドがマティーニを飲んだバーがあるホテル『デュークス ロンドン』には、ファンが背広を着てバーカウンターに座っています。撮影用のセットではなく、リアルな場所として俳優さんの足跡を辿ることができるのが、イギリスの魅力だと思います」。

ロンドン中心部、テムズ川に2000年にかけられた、ミレニアムブリッジは、『ハリー・ポッター』シリーズに何度も登場。©Matador Network

ロンドン中心部、テムズ川に2000年にかけられたミレニアムブリッジは、「ハリー・ポッター」シリーズに何度も登場。©Matador Network

ドラマ『ダウントン・アビー』の舞台となった、ハンプシャーにあるハイクレア城。

ドラマ『ダウントン・アビー』の舞台となった、ハンプシャーにあるハイクレア城。©Highclere Castle LLP

北ヨークシャーにあるキャッスル・ハワードでは、壮麗な建築と広大な庭園が見学できる。©Castle Howard/Nick Howard

北ヨークシャーにあるキャッスル・ハワードでは、壮麗な建築と広大な庭園が見学できる。©Castle Howard/Nick Howard

ロンドン市内に続々とオープンするラグジュアリーホテルに注目

「ロンドンには新しいホテルが続々とオープンしています。2026年の注目は、バッキンガム宮殿近くの通りにあるアーチ状の歴史的建造物を改装した『ウォルドーフ・アストリア・ロンドン・アドミラルティ・アーチ』、元は百貨店だった建物を再生した『シックスセンシズ ロンドン』など。近年オープンしたホテルとして、モダンでスタイリッシュな造りの『マンダリン オリエンタル メイフェア, ロンドン』、元アメリカ大使館だった建物をリニューアルした『ザ チャンセリー ローズウッド』、市内随一の高級住宅街、ベルグレイヴィアの一角に新築された『ザ・ペニンシュラ ロンドン』などがあります。一方で、『ザ リッツ ロンドン』、『ザ サヴォイ』など、歴史と格式を誇るホテルも健在です」。


「ウォルドーフ・アストリア・アドミラルティ・アーチ」は、バッキンガム宮殿の向かい、元英国海軍本部だった歴史的建造物を修復、改装して2026年にオープン。© DAVID ILIFF, Creative Commons License

「ウォルドーフ・アストリア・ロンドン・アドミラルティ・アーチ」は、バッキンガム宮殿の向かい、元英国海軍本部だった歴史的建造物を修復、改装して2026年にオープン予定。©DAVID ILIFF, Creative Commons License

「マンダリン オリエンタル メイフェア  ロンドン」の外観と、メイフェア・スイートの客室。「マンダリン オリエンタル メイフェア  ロンドン」の外観と、メイフェア・スイートの客室。

「マンダリン オリエンタル メイフェア, ロンドン」の外観と、メイフェア・スイートの客室。

メイフェアにあり、元はアメリカ大使館だった建物を改装して誕生したホテル「ザ チャンセリー ローズウッド」

メイフェアにあり、元はアメリカ大使館だった建物を改装して誕生したホテル「ザ チャンセリー ローズウッド」

ロンドンから周辺エリアへ。鉄道で英国を旅する楽しみ

「ロンドンにまず入ってから、スコットランド、ウェールズなど、都市とはまた違う魅力を持ったエリアにもぜひ足を運んでいただきたいですね。ウェッジウッド、バーレイ、エマ・ブリッジウォーターなどのポタリ―(窯元)が集まるミッドランドのストーク・オン・トレント、イギリスで最初にできた国立公園、ピーク・ディストリクト、ウイスキーの蒸留所がたくさんあるスコットランドのハイランド、フットボールが有名で、ビートルズの故郷でもあるリバプールなどがおすすめです。2025年は、世界初の近代鉄道がイギリスに開通してから200周年となる記念の年。ぜひともイギリス国内を鉄道で旅していただきたいですね。豪華列車の『ブリティッシュ・プルマン』では、車内で食事やアフタヌーンティーが楽しめますよ」。

「動く優雅なレストラン」ともいわれる「ブリティッシュ・プルマン」。車窓から田園風景を眺めながら、ラグジュアリーな鉄道の旅が楽しめる。 「動く優雅なレストラン」ともいわれる「ブリティッシュ・プルマン」。車窓から田園風景を眺めながら、ラグジュアリーな鉄道の旅が楽しめる。

「動く優雅なレストラン」ともいわれる「ブリティッシュ・プルマン」。車窓から田園風景を眺めながら、ラグジュアリーな鉄道の旅が楽しめる。

本場のアフタヌーンティー、クリームティーを味わう

英国大使公邸で使われている食器に盛られたスコーン、ジャム、クロテッドクリームなど。

英国大使公邸で使われている食器に盛られたスコーン、ジャム、クロテッドクリームなど。

インタビューの合間に用意されたのは、スコーン、クロテッドクリーム、ジャム、紅茶のシンプルなセット、「クリームティー」。家庭で楽しむのはもちろん、イギリスではティールームの定番メニューとして、おやつの時間に注文する風景が日常的に見られます。そのいただき方をポール・ガウガー氏に教えていただきました。「まずスコーンをナイフで上下2つに割ります。スコーンにジャムを先に塗るコーンウォール式か、クリームを先に塗るデヴォン式かは議論の分かれるところですが、私はジャムを先に塗るコーンウォール式を支持しています」。エリザベス2世女王もこの方式だったといわれています。

サルタナレーズン入りのスコーンをナイフで2つに割る。コーンウォール式では、最初にジャムを塗り、その後クロテッドクリームを塗っていただく。

サルタナレーズン入りのスコーンをナイフで2つに割る。コーンウォール式では、最初にジャムを塗り、その後クロテッドクリームを塗っていただく。


日本人観光客の多くがイギリスで体験したいこととして第一に挙げるのが、アフタヌーンティー。「郊外にあるティーハウス、トラディショナルなカントリーハウス、お城など、イギリスではスタイルの違うアフタヌーンティーが楽しめます。ロンドン市内のラグジュアリーホテルでは、映画、ファッションショーなどをテーマにして、さまざまに趣向を凝らしています。ヨークシャー地方には、ロンドンには絶対に進出しない『ベティーズ ティールーム』という人気店があって、ローカルの人から絶大な支持を得ています」。

「アフタヌーンティーの他にも、食事とともにビールが楽しめるガストロパブ、ロンドンのみならず郊外のエリアでもミシュランの星を獲得するレストランも増えています。バーミンガムにあるバルティ・トライアングルというエリアで、南アジア系移民のコミュニティーから生まれた「バルティ料理」と呼ばれるカレー料理も人気です。伝統的なローカルフードから世界のさまざまなスタイルの料理まで、食の楽しみも充実しています」。

周年記念のイベントや映画のロケ地探訪、郊外への鉄道の旅からアフタヌーンティーまで、2026年は、現地を訪れたからこそ感動できる英国の旅へ、出かけてみてはいかがでしょうか。

VisitBritain
https://www.visitbritain.com/en


長野冬季オリンピックの際にも来日、2012年ロンドンでのオリンピック・パラリンピック大会ではVisitBritainのメディア担当グローバルリーダーを務めた。

長野冬季オリンピックの際にも来日、2012年ロンドンでのオリンピック・パラリンピック大会ではVisitBritainのメディア担当グローバルリーダーを務めた。

撮影/本誌・坂本正行 撮影協力/スリーティアーズ

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