〔特集〕名作のアニメ『アン・シャーリー』の風景を訪ねて 『赤毛のアン』の故郷へ -プリンス・エドワード島- 昨年2024年、生誕150年を迎えた、不朽の名作『赤毛のアン』の著者L.M.モンゴメリ。2025年はアニメ『アン・シャーリー』がNHK Eテレで放送され、世代を超え多くの人の心を摑みました。物語の舞台、カナダのプリンス・エドワード島の魅力は、アンゆかりの地としてだけに止まりません。色彩豊かな田園風景、島ならではの食の恵み、その歴史と文化──、憧れの島のさらなる魅力を知る、特別な旅の物語を紡いでいきましょう。
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アンの世界を辿り、モンゴメリの故郷へ
島の象徴的な景勝地、フレンチ・リバー。島には多くの漁村があり、フレンチー・リバーは北部に位置する小さな漁村。青い水面の入り江には、カラフルな小屋や漁船が並んでいる。右の地図・カナダの東側に浮かぶ、面積約5660平方キロの小さな島、プリンス・エドワード島。先住民族のミックマック族は、その弧を描いた細長い形から「アベグウェイト=波間に浮かぶゆりかご」と呼んでいたという。

“アン”の聖地。物語の家がそのまま目の前に
グリーン・ゲイブルズ・ヘリテージ・プレイス(キャベンディッシュ)
緑の切妻屋根の家、「グリーン・ゲイブルズ」。アンやマリラ、マシュウの部屋も再現されている。2階の真ん中のアンの部屋から“お化けの森”が見える。現在建物を含む一帯はカナダの国定史跡となっている。
アンが少女時代を過ごしたアヴォンリー村の「グリーン・ゲイブルズ」。そのモデルとなった家と周辺は、物語の世界がそのまま広がった見どころの尽きない場所です。
アニメ『アン・シャーリー』では、グリーン・ゲイブルズを見事に再現。左・建物も木の位置もそのまま。右・台所は3人が集う重要な場。
© アン・シャーリー製作委員会
かつては、モンゴメリの親戚、マクニール兄妹が所有していた家でした。ここから近い祖父母の家に住んでいたモンゴメリは、たびたび訪れていたといいます。
家は物語にも登場した“恋人の小径”や“お化けの森”にも通じています。木々や小川を眺め、アンやモンゴメリに思いを馳せながら散策するのも“アンの聖地巡り”の楽しみの一つです。
物語同様、朝日の入る2階東側にあるアンの部屋。マシュウから贈られた“袖の膨らんだドレス”もある。
1階の台所。3人の食事シーンを思わせるテーブルや、かつて島の暮らしには必ずあったというコンロとオーブンも兼ねた薪ストーブもある。
マリラの部屋。テーブルには紛失騒動のブローチ、ベッドの上にはショールも置かれている。
Green GablesHeritage Place8619 Rte 6, Cavendish
TEL:+1(902)963-7874
営業時間:5月~10月(ほか要予約)9時~17時
入場料:9C$ほか
https://parks.canada.ca/lhn-nhs/pe/greengablesまるでアンの部屋のようなホテル
キンドレッド・スピリッツ(キャベンディッシュ)
アンが生きた時代を感じるロビー。
物語のアンとダイアナは“腹心の友”に。
© アン・シャーリー製作委員会
まるで2人を表現するような名をもつホテルが、アヴォンリー村のモデルとなったキャベンディッシュの中心にあります。グリーン・ゲイブルズまでは、小径を通って徒歩3分という近さ。広大な敷地には本館とコテージがあり、ジェットバスが備わった屋外プールやジムも。フレンドリーなスタッフのあたたかいもてなしの中、滞在が楽しめます。
ロビーにあるソファには、アンとダイアナの人形も。
アンの物語から抜け出てきたような可愛らしい部屋。内装や大きさは全室異なるので、ドアを開いたときの楽しみも味わえる。物語の世界に浸ったまま夢の中へ──。
Kindred Spirits Inn & Cottages46 Memory Ln, Cavendish
TEL:+1(902)963-2434
営業時間:5月下旬~10月上旬
1室2名利用で1泊朝食付き1室175C$~(オンシーズン)
IN15時/OUT10時30分(コテージIN16時)
https://www.kindredspirits.ca/※1C$(カナダドル)=約109.5円(2025年10月9日時点)
※営業日・時間、定休日、商品、サービス内容、料金やメニュー等は時期により変更になる場合があります。
※別途ホテルのサービス料や税金がかかる場合があります。
アニメ『アン・シャーリー』(全24話)
© アン・シャーリー製作委員会
孤児院から、プリンス・エドワード島のグリーン・ゲイブルズで暮らす老兄妹、マシュウとマリラのもとに手違いでやって来た赤毛の少女アン・シャーリー。少女の豊かな想像力と純粋さが周囲を変えていく──。
公式サイト:
https://anime-ann-e.jp/※全話各配信サイトにて配信中(詳細は上記公式サイトにて)
(次回に続く。
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