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アメリカ“はじまりの地”フィラデルフィアで出会った、人々のルーツに触れるおすすめ美食

2025.10.23

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2026年は、アメリカ建国250周年! “はじまりの地”をめぐる東海岸旅〔第2回〕 2026年は、アメリカ合衆国が建国された1776年から250周年にあたる年。そんな節目に訪れたいのが、独立宣言が採択され「アメリカ合衆国」が生まれた街・フィラデルフィアと、北アメリカで最初にイギリスの植民地となったバージニアです。記念の年に、歴史の原点へ―。“はじまりの地”をめぐる東海岸旅を3回に分けてお届けします。第1回は、フィラデルフィアの歴史スポットをご紹介しました。第2回は、人々のルーツに触れる、フィラデルフィアのおすすめ美食をご紹介いたします。

レディング・ターミナル・マーケットで出会う、アーミッシュの素朴な暮らし

MILLER'S TWISTのプレッツェル。ふっくらおおきなプレッツェルは、バターの風味の中にキリッと塩味が効いていて、地元民も太鼓判を押す伝統の味。

MILLER'S TWISTのプレッツェル。ふっくらおおきなプレッツェルは、バターの風味の中にキリッと塩味が効いていて、地元民も太鼓判を押す伝統の味。


「Reading Terminal Market」は、市民の台所として130年以上に渡り愛され続けている歴史ある屋内市場です。広々としたホールの中に、地元産の新鮮な野菜や果物、肉、魚介類、ベーカリー、チーズ、惣菜店がずらりと並び、多くの地元客や観光客で賑わっています。

ここでぜひ注目していただきたいのが、アーミッシュの人々の手作りの品々。アーミッシュの人々は、ペンシルバニア郊外の田園地帯に暮らし、電気などを使わず、馬車で移動し、入植当時の自給自足に近い生活を送っています。彼らは自らの手で作った焼き菓子やジャム、乳製品、蜂蜜を利用したリップクリームなどをこのマーケットで販売。添加物を使わない素朴な品々は、どれも特別な魅力を放っています。

移民文化が紡ぐ美食の街。シェフたちの物語を辿る、厳選レストラン3選

移民の街でもあるフィラデルフィアには、自らのルーツに向き合いながら味を築き上げてきたシェフたちがいます。新たな地で新風を巻き起こす情熱、故郷で受け継がれてきたレシピ、幼い頃の食卓で感じたぬくもり。それぞれの背景や想いを込めて生み出された3つの味を、厳選してご紹介します。

エスカルゴのコンフィ。ガーリックソースと絡み合うマッシュルームは、フィラデルフィアの特産物。

エスカルゴのコンフィ。ガーリックソースと絡み合うマッシュルームは、フィラデルフィアの特産物。



真っ先におすすめしたいのが、地元に根ざした味わいと高いホスピタリティが魅力の「FORK」。オーナーは、中国系アメリカ人のエレン・イェン。彼女は、アメリカのレストラン業界に新風を吹き込み、名誉あるジェームズ・ビアード財団賞を受賞したスターシェフです。FORKは、彼女が率いるレストラングループの看板店として知られています。「持続可能」をコンセプトに、地元産の旬の食材をふんだんに活かしたファーム・トゥ・テーブルのスタイルは、まさにこの店の真骨頂。

「K'Far」 ヘブライ語で「村」を意味する「K'Far」は、イスラエル系アメリカ人の人気シェフ、マイケル・ソロモノフが手がけるベーカリーカフェ。ピンクとグリーンで彩られた店内はモダンでとってもキュート。焼きたてのクナーファ(細麺状のペストリーとチーズを合わせた中東のスイーツ)と、バブカ(チョコレートを練り込んだパン)が特に人気のあるメニューです。ソロモノフには故郷イスラエルのベーカリーで働いた経験があり、そこで受けた刺激が、この店の温もりある味と雰囲気を形づくっています。予約はできず先着順なので、開店にあわせて訪れるのがおすすめです。

Kalayaの料理は、どれもかなりスパイシー。スタッフには、ごはんと一緒に食べることで、辛さを緩和することを勧められた。

Kalayaの料理は、どれもかなりスパイシー。スタッフには、ごはんと一緒に食べることで、辛さを緩和することを勧められた。


本格的な南タイ料理を楽しめる「Kalaya」は、予約必須の人気店。オーナーはバンコク生まれのチュタティップ・スンタラノンで、ジェームズ・ビアード賞最優秀シェフ賞を受賞した実力派です。元客室乗務員という経歴を持ち、サービス精神旺盛な彼女が手がける店内は、エキゾチックでありながら活気に溢れ、お客さんの笑い声に包まれています。彼女が幼少期から親しんだ、家庭のレシピをベースにした料理は、どれも鮮やかでスパイシー。みんなでシェアしながら味わうのがおすすめです。

チーズステーキはここで味わいたい──語り継がれる老舗パブの魅力

ボリューミーなチーズステーキは、「シェアしたい」と伝えれば、写真のように半分にして提供してくれることも。

ボリューミーなチーズステーキは、「シェアしたい」と伝えれば、写真のように半分にして提供してくれることも。


「チーズステーキ」とは、フィラデルフィアのソウルフード。とろけるチーズとジューシーに焼き上げた薄切りビーフを、香ばしいパンにはさんだ、ホットドッグの一種です。屋台や各レストランにメニューがあり、お店ごとに個性やこだわりが感じられます。

フィラデルフィア最古のパブ「McGillin's Olde Ale House」は、1860年創業。リンカーンが大統領が就任した年に生まれ、約160年間地元の人々に愛され続けてきました。元々は違う名前でしたが、人々がいつも「(オーナーの)マクギリンさんに会いにいく」と言っていたので、オーナーの死後、妻がその名を正式に店名にしたという、心温まるエピソードも残っています。店内には野球やアイスホッケーなど地元チームのスポーツグッズがびっしりと飾られており、数か所に設置されているテレビでパブリックビューイングができます。実はこのスポーツバーとしてのスタイルも、常連客からのリクエストに応えて始めたものだとか。お客さんのことを大切に考えてきたことが伝わる、愛にあふれた老舗です。

ここで味わうクラシックなチーズステーキは、フィラデルフィアの温もりと物語が染み込んだ、特別な味わいになること間違いなし。

おいしい出会いに満ちたこの街では、滞在そのものも“味わい”のひとつ。フィラデルフィアには、ラグジュアリーなホテルも揃っています。60階建ての全米屈指の高層ホテル「Four Seasons Hotel Philadelphia」でも、ミシュラン星獲得シェフによる美食が堪能できます。フィラデルフィアで最も歴史深い地元ホテル「The Rittenhouse Hotel」は、美しい中庭、優美なスパ、ティールームなどクラシックなホスピタリティが魅力。フィラデルフィアの「The Ritz-Carlton」は、もともと銀行として使われていた建物で、歴史をまとった建築美と格式が宿っています。

アメリカ建国250年の節目に訪れたい、ルーツを感じる美食と滞在。心に残る“アメリカの原点”が、ここにあります。

・次回は、植民地時代の「はじまりの物語」が眠るバージニアの歴史スポットをご案内します。
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