〔特集〕日本を巡り、世界を旅する「クルーズ新時代」 国内でも新しい客船が相次いでデビューし、ラグジュアリークルーズは、新たな旅のかたちとして定着し始めています。日本発着の船旅で、美食を楽しみながらゆったり景色を眺めたり、太平洋を横断し、船でしか行けない秘境を訪ねたり……。話題のクルーズ船とその魅力をお届けします。
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【MITSUI OCEAN FUJI】
開放的なテラスが人気の豪華客船
2024年12月に横浜港でデビューした「MITSUI OCEAN FUJI(三井オーシャンフジ)」は、日本初となる全室スイートルームの客船。「日本の美しい船旅」をコンセプトに、“日本が誇る本物のおもてなしとかつてないクルーズ体験”を提供しています。
温かみのあるウッドデッキに、一年を通して利用可能なプールとジェットバスを備えた「プール湖畔」。海風を感じながら、のんびり泳いだり、デッキチェアで読書をしたり、非日常の時間を堪能したい。「プールサイドレストラン&バー 湖畔」では、トロピカルドリンクやミニサイズのハンバーガーなどの軽食がいただける。
船内は全体にゆったりとしたつくりで、客室はすべてオーシャンビュー。その約9割がベランダ付きです。格別なバスタイムをお望みの方におすすめなのが「MITSUI OCEANスイート」。浴室のほかガラス張りのサンルームにもバスタブがあり、24時間いつでも海を眺めながら入浴できます。
客室はすべてバスタブ、洗浄機能付きトイレ、ウォークインクローゼット完備。写真は「MITSUIOCEANスイート」(82.4平方メートル)でバトラーサービス付き。
レストランは4つあり、メインダイニングの「ザ・レストラン富士」では本格的な和食も供されます。
「テラスレストラン 八葉(はちよう)」は世界各国の料理を提供するビュッフェ。波音を聞きながら食事やお酒を楽しめるテラス席と、落ち着いた雰囲気の屋内の席がある。

「テラスレストラン 八葉(はちよう)」
予約制の「北斎 FINE DINING」は、フレンチの巨匠、三國清三シェフが初めて船上のダイニング用に監修したメニューが話題。
エンターテインメントには多国籍のキャストによる華やかなショーのほか、落語など日本の伝統芸能に触れられるものも。
「スパ&ウェルネス木霊(こだま)」のトリートメントルーム。温冷2種類の翡翠を用いたオリジナルマッサージは血行促進とリラックス効果が期待できる。ラウンジには背骨の形にフィットする温感チェアがあり、座っているだけで癒やされると評判。
寄港地の観光にも力を入れており、四季折々の自然や地元の人々との交流を楽しめるさまざまなプランが用意されています。
MITSUI OCEAN FUJI
客室数229室(全室スイートルーム)、乗客定員458名、全長198.15メートル。
南西諸島・台湾クルーズ 東京発/那覇着
日時:2026年1月5日(月)~12日(月) 7泊8日
2名1室利用で1名50万4000円~ほかに横浜・名古屋・神戸・那覇発着などの多彩なクルーズがある。
お問い合わせ:商船三井クルーズ
電話:03(4446)7532
(次回へ続く。
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