麗しき南フランスの旅。ニースの名門ホテル「ル・ネグレスコ」でアート三昧の滞在を

〔特集〕コート・ダジュールの遊歩道から、プロヴァンスの山並みへ　麗しき南フランスを巡る　パリから空路わずか1時間半。都市の喧騒を離れたその先に、地中海の爽やかな風が迎える街、ニースがあります。そこから西へと向かうと、壮大な葡萄畑や伝統的な景観が守られた村々が点在するリュベロン、そしてセザンヌが愛した光が降り注ぐエクス・アン・プロヴァンスが。美しい自然と歴史、アート──南仏ならではの贅を味わう旅へ、ご案内します。前回の記事はこちら＞＞

・特集「麗しき南フランス」の記事一覧はこちら＞＞＞

---

【ニース】ル・ネグレスコ

6000点の作品に彩られる名門ホテルでアート三昧の滞在を

コート・ダジュールの青い海に沿って7キロにわたって延びるプロムナード・デ・ザングレ。

年間300日もの晴天に恵まれるニースは、18世紀以来、優雅な冬の保養地を求めるヨーロッパ貴族や上流階級が集う国際的なリゾート地として栄えました。その豊かな歴史と文化的な価値は、2021年に世界文化遺産として登録されたほど。


今も多くの人を惹きつけてやまない、この街の象徴として1世紀以上にわたり存在感を放ち続けているのが名門ホテル「ル・ネグレスコ」です。

淡いピンク色のドーム型の屋根を戴いた優美なベル・エポック建築は、遠目からでもひときわ目を引きます。

1957年に芸術愛好家のジャンヌとポール・オジエ夫妻がオーナーになってから、館内には6000点を超える美術品やアンティーク家具が収蔵され、フロアごとに異なるテーマで飾られた空間は、まさに美術館そのもの。

中世絵画からモダンアートまでが混在するロビー。1万6800個のバカラクリスタルのシャンデリアが輝く。

これまで多くの王侯貴族や著名人を迎え入れ、その贅沢な芸術体験と極上のおもてなしで訪れる人々を魅了し続けています。

ヴェルサイユ宮殿を彷彿とさせるスイート「マリー・アントワネット」。海を望みながら王妃気分を味わえる。

18世紀貴族の制服を纏うドアマンが笑顔でお迎え。

2024年にはスパも誕生。ここでしか叶わない唯一無二の滞在を。

2024年新設のスパエリア。壁面にもアート作品が配された優雅な空間。

Le Negresco（ル・ネグレスコ）
37 Promenade des Anglais 06000 Nice
TEL：+33（0）4 93 16 64 35
https://www.hotel-negresco-nice.com
全128室　1泊1室350ユーロ～
スイート「マリー・アントワネット」は3500ユーロ～
IN15時／OUT12時