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シクラメンを冬の庭で。バリエーションも豊富な「ガーデンシクラメン」

2022.12.01

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365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

ガーデンシクラメン


ガーデンシクラメン

観光ガーデンで植えつけ前のガーデンシクラメンの苗をパシャリ。定番のピンクの他、濃淡ピンク、そして注目のブルーシクラメンもありました。どんな花壇になるのか楽しみ!

■属科・タイプ:サクラソウ科の宿根草

■花期:10月〜翌年4月
■草丈:10〜20cm

寒さの中でも華やかな花色で咲き続けます


シクラメンといえば、冬の室内花の代表ですが、それとは別に冬の庭でも花を咲かせるガーデンシクラメンがあります。

耐寒性のある原種をもとに日本で育種された小型のシクラメンで、−5℃までなら耐えられるため、温暖地であれば冬季の屋外でも花を咲かせ続けます。このシクラメンのデビューは1996年。それ以前は原種系を除けば外で栽培できるシクラメンはなかったので、とても画期的なことでした。その後、品種改良が盛んになり、今ではガーデンシクラメンは冬の庭づくりに欠かせない花となっています。

原種をもとに育種されているので、通常のシクラメンより株のサイズが小さめで、それを生かして寄せ植えにもよく利用されています。近所を散歩していると、外周りの花壇に地植えしたり、また門の脇に寄せ植えにして飾っているお宅もよく見かけます。

花色は白、赤、ピンクが基本ですが、最近では室内花のシクラメンでも人気が高いブルーシクラメンも登場しています。ブルーといっても紫色ですが、青みを持つ花色は珍しく、紫でも新鮮な印象です。

さらに、すっきりした一重咲きのほか、ボリューム感のあるフリル咲きやベル型などのバリエーションも増え、ますます冬の庭花として注目を集めています。何より、秋から咲き出し、冬の間も花が途切れずに春まで咲き続けるという開花期間の長さはすばらしく、大きな魅力になっていると思います。

栽培の難易度


栽培の難易度 ★☆☆☆☆

苗はちょうど今頃が出回りの最盛期なので、できるだけ早いうちに入手して植えつけ、寒さが厳しくなる前にしっかり根付かせると元気な株に育ちます。

日当たりがよく、水はけのよい土壌に植えつけます。植えつけ時に元肥を施せば、追肥の必要はありません。過湿が苦手なので、地植えの場合は土がからからに乾いたときだけ株元に水やりをし、あとは雨まかせでかまいません。鉢植えの場合は表土が乾いたらたっぷりと、を基本に水やりします。花がしおれてきたら、根元を持ってひねりながら引っぱるとハサミがなくても取り除けます。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。
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