花旅・庭めぐり

プロのガーデナーに人気!四季を通して楽しめるカラーリーフ「メギ」の魅力

365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

メギ

メギ
金メギとも呼ばれるメギ‘オーレア’は、メギの中でももっとも紅葉が鮮やかに出る品種です。紅葉の見頃には木全体が赤く染まる美しい光景を楽しめます。これは11月下旬の様子。

■属科・タイプ:メギ科の落葉低木
■花期:4月〜5月 紅葉の観賞期:10月〜12月上旬

四季を通して楽しめるカラーリーフは紅葉も美しい!

プロのガーデナーさんがよく利用する低木の一つにメギがあります。メギには黄緑色、赤紫、淡い赤など葉色が異なる品種があり、それぞれが新葉の頃から徐々に色が変化していくのが特徴で、花が咲いていない時期も庭に色彩をもたらしてくれます。しかも、どの品種も秋の紅葉がとてもきれいなのです。真っ赤になるもの、夏の葉色がさらに色鮮やかになるものなど、品種によって違いがありますが、葉だけでここまで楽しめる植物はなかなかないと思います。

さらに、メギは細かい枝がたくさん出て葉が密につくため、強い剪定ができるのも魅力です。1〜2mほどの樹高をさらに低く抑えてコンパクトにしたり、刈り込んで生け垣にしたり、自由に形づくりができるのも、プロのガーデナーさんに好まれる理由だと思います。放任するとくねくねと枝が伸びるのですが、それもおもしろく、なかなかフォトジェニックな低木ではないかと思います。

日本原産の低木なので、環境にも適応しやすく、管理の手間もそれほどかからないことから、昔から個人邸の庭や外周りの植栽で利用されてきましたが、葉色のバリエーションが増えてから、さらに人気が高まっています。住宅街でメギを見つけたら、秋の紅葉だけでなく、新葉、夏の葉とその美しさを追いかけてみてください。

栽培の難易度

栽培の難易度 ★★☆☆☆

耐暑性・耐寒性ともに強く、病害虫の心配もほとんどない丈夫で育てやすい低木です。日なた、または明るい日陰で育てます。極端に水はけが悪い場合を除けば、土壌は選びません。植えつけ時に元肥を施せば、追肥の必要はなく、水やりも植えつけ時にたっぷりやれば、後は雨まかせでかまいません。強剪定が可能なため、樹高や樹形のコントロールができます。剪定は落葉している間、または花後に行います。自然樹形を生かす場合は、枯れ枝を取り除き、込み合っている箇所を間引きく程度でかまいません。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。

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