花旅・庭めぐり

ふわふわの穂に触れてみたい!「パンパスグラス」はダイナミックな存在感が魅力

365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

パンパスグラス

パンパスグラス
見事に穂が開いたパンパスグラス。ふわっふわの穂に触れてみたくなります。公共の植物公園で見かけました。

■属科・タイプ:イネ科の宿根草
■花期:9月〜10月
■草丈:1〜3m

圧倒的な存在感のグラスです

以前ススキの記事で、オーナメンタルグラスについて説明しました。イネ科やカヤツリグサ科を中心に観賞価値の高いグラスのことです。そんなオーナメンタルグラスの中で、サイズ的に圧倒的な存在感を示すのがパンパスグラス。

花穂が上がると草丈は3mほどまで高くなり、横幅も2mほどまで大きくなります。これほど大きなグラスは個人邸の庭ではなかなか植えることはできません。でも、観光ガーデンや公共の公園などでよく植えられているので、そのダイナミックな草姿をぜひ観賞しに出かけてみてください。

大通りに面した車のディーラーさんでは、店先の植栽を今注目のグラスガーデンにしています。葉形や草丈の異なるグラス類を集めた植栽は、まるで草原の景色を切り取ったかのよう。そのグラスガーデンでひときわ存在感を放つのがパンパスグラスで、ボリューム感があるため、遠目から見てもそこに何かグラス類が植えられていることがわかります。あのグラスは何だろう?と注意を引く役割をパンパスグラスが担っていると思います。

店舗や会社の植栽は彩り豊かな花で飾られることが多いのですが、そのディーラーさんは、一見地味なグラスガーデンをよく選択したなぁと感心。個人的にはその植栽でディーラーさんに対する好感度アップなので、グラスガーデンを選んだ効果はありですね。そろそろグラスの穂が上がり揃う時期なので、近々見に行ってみようと思っています。

栽培の難易度

栽培の難易度 ★☆☆☆☆

株周りも大きく草丈も高くなるので、植えつけには広いスペースが必要です。庭のフォーカルポイント(視線が集まる見せ場)として、花木のかわりに利用するのもおすすめです。日なたで、水はけのよい土壌を好みます。耐暑性は強いものの、耐寒性はやや弱いので、寒冷地ではビニールで株元を覆ったり、株元にバークチップを敷き詰めるなどの防寒対策をするのがおすすめです。穂が枯れたあともそのままにしておけば、防寒の効果があります。3月に新芽が出てきたら、前年の花穂と枯れ葉をカットします。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。

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